まるで「眠れる森の美女」のように、一度眠りにつくと簡単に目覚めなくなったらどうしますか?
イギリス・バーミンガムに住んでる2児の母、ジョンディ・ロブソンさんの実話です。
彼女は一度眠りにつくと2-3週間は目覚めることができません。
大切な瞬間を記憶できないのはもちろん、眠っている時に出産したこともあります。
臨月当時、眠りから覚めたら大きかったお腹が凹んでいたために、ロブソンさんは出産した事に気づいたと言います。
ロブソンさんのこの症状は12歳から始まりました。
友達の家で一泊し遊んだだけなのに、家に帰ってから8日間眠りから覚めませんでした。
それ以降この症状は続き、長い眠りから覚めた後、最低3週間過ぎれば正常な日常生活を送ることができます。
その間は起きていても夢のような朦朧状態であるため自分のしていることを記憶することができません。
現在、ロブソンさんは失った時間を夫のスティーブンさんの助けを借りて補っています。
スティーブンさんは眠っているロブソンさんを起こし、ご飯を食べさせたりお風呂にいれてあげるが、彼女はその間の事は何一つ覚えていません。
彼女は、過眠症の一つのクライン・レヴィン症候群(Kleine Levin Syndrome)を患っているそうです。
クレイン・レヴィン症候群は、世界的にも稀に報告される疾患で、2〜20日間の睡眠や無気力な状態が繰り返される疾患です。
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