ダイエットを効果的に行うためには、消費エネルギーを増やしていくことが大切になります。食事制限をして摂取カロリーを減らすという方法もありますが、気を付けないとエネルギー不足になってしまって筋肉が減ってしまって、体重は減ったけれど1日の消費カロリー量が減ってしまって、食事の量を戻したらあっという間にリバウンドしてしまうといったことになりかねません。
うまく消費エネルギーを増やしながらダイエットをしていくためには、筋肉量を増やしていくことがポイントになります。特に大きな筋肉がたくさんあって、体全体の筋肉の割合の大きな部分を占める下半身の強化は新陳代謝をアップするうえでも非常に重要です。
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下半身を鍛える簡単な筋トレの方法はスクワットです。ちょっとした空き時間でも行うことができますし、トレーニング器具なども必要なく自分の体重をうまく利用して筋肉を鍛えていくことができるというメリットもあります。
ただしただ単に腰を落として何度も上下運動をすればいいというわけではありません。やみくもに回数を増やしても効果的に筋肉をつけることはできませんし、無理をして行うと膝や腰などを痛めてしまう恐れもあるので、正しいやり方を知って、効果的に下半身をトレーニングしていきましょう。
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まずスクワットをする基本姿勢は、肩幅に足を広げて背筋を伸ばして立ちます。手の位置は頭の後ろや前に伸ばしたりします。特に手を伸ばした姿勢で行うとスクワットの強度を高めることもできるのでおすすめです。
基本姿勢が取れたら、ゆっくりと息を吸い込みながら時間をかけて腰を落としていきます。イメージとしては椅子に座るような感覚で、お尻を後ろに突き出すようにして膝を曲げていきます。この時に背筋が丸まらないように気を付けましょう。ゆっくりと10まで数えながら腰を落としていき、太ももが床と平行になる位置まで来たらその姿勢をキープします。そうしたら今度は息を吐きだしながら腰を持ち上げていきます。腰を落としたときと同じようにゆっくりと10数える時間をかけて膝を伸ばしていきます。この時のポイントは膝がまっすぐになるまで足を伸ばしきらないということです。軽く足を曲げた状態まで足を伸ばしたら、再び息を吸い込みながら腰を落としていきます。
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これがスクワットの基本になります。
時間をかけてゆっくりと足の曲げ伸ばしをすることで、太ももの前の部分をメインにお尻や物の裏など足の中でも特に大きな太ももの筋肉を鍛えていくことができます。
回数に関しては、運動不足の人ならば一回でも効果が期待できます。とにかく時間をかけてゆっくりとした動作で行うことによって太ももの筋肉に大きな負荷をかけることができます。
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慣れてきたら5回を目標にして、その次は10回といったように回数を増やしていくとよいでしょう。
またダイエットをするときには筋トレと合わせて有酸素運動をするとより効果的に体重を減らしていく効果が期待できます。
この時に有酸素運動をする前にスクワットをしておけば、より消費エネルギーを増やすことができてダイエット効果が高くなります。
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スクワットをして足の筋肉を鍛えれば、消費エネルギーを増やすだけでなく足そのものも引き締める効果が期待できるので、足が細くなり見た目もすらっとしたきれいな足を目指すこともできます。
基本的なスクワットに慣れてきたら、回数を増やすだけでなく、足を肩幅よりも少し大きく開いて、つま先を外側に向けて行うワイドスクワットなどにもチャレンジしていくと腿の裏側の筋肉からお尻にかけて重点的に鍛えることができます。
スクワットをするときは回数よりもゆっくりと、そして正しい姿勢で行うことを心掛けてトレーニングをしましょう。