日本相撲協会は５月１３日、新型コロナウイルスに感染し亡くなった力士（元横綱北勝海）のことを発表しました。この悲報に多くの人が寄せていた期待と今後の予定もすべてがこの報道により悲しいものとして残りました。突然の出来事でおそらくテレビを見ていた方も、愛好し応援していた方々も残念で無念な気持ちになったでしょう。

突然の悲報に協会も「言葉が見つからない」

報道によれば、「この度の悲報に接し、協会員一同、心より哀悼の意を表します。お慰めの言葉も見つかりません。本人は１か月以上闘病生活ををする中で、ただただ苦しかったと思います。それでも、力士の業界の一員として粘り強く、耐え、最後まで病気と闘ってくれました。今は、本当に、ただ安らかに眠ってほしいと思います。」と協会一同、回答をしました。

しかし、４月８日勝力士は高熱のため都内の大学病院に入院していましたが、症状が悪化し、４月９日に大学病院に転院し、１０日には検査を受け初めて角界でコロナにかかったことが確認されました。そして１９日から集中治療室で治療を受けていましたが、この日の午前０時３０分に息を引き取りました。

感染の裏側では持病もあった

勝力士は１６５センチの体格を持った小兵力士でした。横野氏によれば、「小兵で小さい瞬発力があり、一生懸命に稽古する姿がよく目に入るほどの力士でした。目標は、幕下をせめて目指したいと日々頑張っていた力士でした。」と神妙な表情で答えました。

そして、基礎疾患をもっていたことも告白し「２８歳ですが、糖尿病を患わっていました。糖尿病があるのは力士は職業病みたいなものですが、結構心配だという声はありました。」と明かしました。

また、協会発表によると勝力士さんは４月４日から５日にかけ、３８度台の発熱を出していました。６日から７日にかけては、複数の病院に診断を依頼しましたが受け付けてもらえず、医療機関も見つからないままだったそうです。８日には、熱は下がらず血たん症状が見られたため救急車を要請しました。受け入れ先がなかなか見つからない中での、夜中に都内の大学病院に入院しましたが、検査の結果も陰性だったといいます。point 251 | 1

しかし、９日に症状が悪化してから集中治療室で治療を受けていたとのことです。これに対し、宮根誠司キャスター（５７）は、「まだ、２８歳ですよね。この状況を見ていると、保健所の方も手がいっぱいなのが分かります。受け入れる病院もなかなか見つからない中での出来事です。まさに、医療崩壊と言ってもいい状況の中で感染されたということですね。」とコメントしました。point 233 | 1

このような悲報にSNS上では、

28歳の力士が
新型コロナウイルスで亡くなった…。
若すぎる…。#末武清孝　#力士　#勝力士　#速報 pic.twitter.com/S5UDnb1WNG

— MIU (@MIU17723666) May 13, 2020

という声があがっていました。きっと、最初にこのような悲報を受け応援されていた方々も悲しさに包まれていたことでしょう。しかし、病院をこのような状況下の中（新型コロナウイルス）で、病院を転院してはまた、転院というように繰り返し医療崩壊もここまでくると大変ではなく深刻です。２８歳という若さで亡くなり、このような悲報が流れ医療崩壊の深刻化と、ともに困惑や悲しみに包まれたと思いますが、これから医療機関に対してさらなる深刻な問題も出てくるでしょう。point 254 | 1