7月23日、約2年ぶりに「最強大食い女王決定戦」(テレビ東京系)が放送され、大食いファンの注目を集めています。ところが今回番組が取ったある措置について、一部のファンから疑問の声が上がっているのです。
それは「現女王」についての解釈。今回、アンジェラ佐藤さんが「現女王」として紹介されましたが、本当の現女王は“魔女”こと菅原初代さんではないかというのです。
アンジェラ佐藤さん
この大食い王決定戦はほぼ毎年行われる恒例イベント。男女別の新人戦や男女混合戦など年毎に変わる様々なカテゴリーで戦います。
2021年の今年は「女王戦」が開かれました。
19年にも女王戦が開かれ、女王に輝いたのは菅原初代さん。2020年には「女王戦」は行われていません。となれば19年の女王である彼女が「現女王」になるのが当然のはず。
菅原初代さん
しかし、テレビ誌ライターはこう語ります。
「テレ東の大食いは17年10月の放送の後、番組スタッフのトラブルが噂されました。その後、スタッフが一新されて18年9月に復活したんです。ところが番組は迷走。19年は異常なシステムが採用され、『これでは女王とは言えない』との声が上がりました」
19年のシステムは予選を勝ち抜いた1人が、大食い四天王の中から相手を選んで決勝戦を戦い、勝ったほうが女王になるというもの。予選を勝ち抜いたのは“はらぺこツインズ”こと小野あこさんで、相手に選んだのは菅原さん。勝ったのは菅原さんでした。
なので本来であればその菅原さんが現女王となるのが当然ですが、今回の番組は18年の女王戦で勝ったアンジェラ佐藤さんを現女王としたのです。つまり19年の大会は実質なかったことにされてしまったというわけです。
「19年のシステムがあまりに不評だったのでそういう措置を取ったのでしょう。なにしろ女王の菅原さん自身がブログでシステムに疑問をぶつけ、『女王とは思ってませんよ』と語っているぐらいです。こういうことが2度と起きないよう、しっかり考えてシステムを作ってほしいですね」(前出・テレビ誌ライター)
ちなみに今回は見直されたルールで確実に菅原さんが女王となりました。名誉挽回といったところでしょうか。