空知英秋さんは銀魂の作者ですが、作中以外でも名言が多いことで有名です。読者の質問への回答や、SNSでの発言が話題になることが多いです。筋が通っていて周囲が納得することを、オチをつけてユーモアを交えて発言するところが最大の特徴です。
読者の質問への回答が面白い!
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空知英秋さんは読者の質問に面白く答えるのが得意です。面白いだけでなく、納得できるところもポイントですね。回答をもらった読者はとても嬉しいことでしょう。具体的には、以下のようなものがあります。「Q.
先生は幕末のことをしっかり勉強してから作品を書いていますか?陸奥宗光は土佐出身ではないです。」「A.
その前に幕末に宇宙人はいませんしっかり勉強したまえ。」これに関しては納得できて面白いという感じですね。そもそも読者の発言はボケともツッコミとも取れます。明らかに銀魂は歴史になぞらえていない部分が多いのですが、それにも関わらず陸奥宗光が土佐出身ではないという細かいところに突っ込むボケとも取れます。しかし、宇宙人が出てくるとかそういうことは置いておいて、歴史になぞらえている部分はきちんとした方がいいのでは?というツッコミにも取れますよね。それに対して、空知英明さんもボケともツッコミとも取れる回答をしています。細かいところの前に宇宙人とかに突っ込め、というツッコミとも取れ、読者もわかっているであろう大前提を持ち出すというボケとも取れます。ボケかツッコミかよくわからないものに対して、同様にボケかツッコミかわからない回答で返す、という高等テクニックを駆使されていますね。どちらかというと、読者が大前提は宇宙人などのことは置いておいて細かいところに突っ込んで、それに対して空知英秋さんがボケで返した、という感じでしょう。しかし、見方によっては読者がボケで、空知英秋さんがツッコミにも見るので不思議なやり取りですね。
真面目な回答にもオチを付ける!
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空知英秋さんは、真面目に悩んでいる読者に対しては真面目に回答しつつも、少し笑えるように工夫されています。「Q私は前期試験で「憧れている人」か「尊敬している人」をきかれたら「銀魂というマンガの主人公、坂田銀時です!」と答えようとしていました。聞かれませんでしたがこれってアリだと思いますか?「二次元オタクきめえww」って思われますかね?そもそも二次元オタクってきもいいですか?」「A.
君がやろうとしていたことは例えるなら「おにぎりの具で何が好き?」「具志堅用高」って答えてるようなもんです。きめぇでしょ。自分が具志堅の話がしたいばかりに人の話を聞いてない、会話が成立していないんです。オタクがきめぇんじゃない、コミュニケーション下手なオタクは自己が肥大化して他人の話をきくより自分が何を話すかばかり考える人が多い。そして会話に不具合が起こる。それがきめぇんです。面接はいかに自己表現できるか試す場でありますが、あくまで会話の中でです。まずは面接官の話をちゃんとききましょう「君の好きなアフロの具は?」「具志堅用高」なら解りますよ。でも面接官は「おにぎりの具」を聞いているわけでしょ「二次元の尊敬する人」ではなく「現実で尊敬している人」を質問してきてるワケでしょ。じゃあ君が答えるべきは一つでしょ。具志堅用高です。」このように、ユーモアを交えつつも面接を受ける学生に対して適切なアドバイスをしています。単に「二次元ではなく現実に尊敬する人を答えてください。面接官の意図を汲むことが重要です。」といった回答ではなく、なぜそれが良くないのかを例えを出して解説し、きちんとオチまで用意しています。
普通のことも言っている!
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毎回名言にオチをつけているかというと、そうでもないようです。たまには普通にいいことを言っていることもありますね。たとえば、「ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れby空知英秋」とSNSで投稿されています。オチもなければ面白さもありませんが、シンプルに空知英秋さんが思ったことを投稿されたのでしょう。ボケやオチを求めていない分、本音感が強くなりますね。いつもボケやオチを大切にしている空知英秋さんなので、あえてこのようにたまに普通に投稿するこで、ギャップを狙ったのかもしれません。
まとめ
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空知英秋さんの名言を紹介してきました。オチやボケを大切にしていますが、たまにシンプルな名言を言うこともある、ということでした。