大人の適正睡眠時間は「8時間」と言われています。睡眠時、私達は「枕」に身体を預けていますが、そのため、自身に合う枕を選ぶのは非常に重要なこと。枕を選ぶ時、単にデザインや大きさのみで購入するのは禁物。
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枕は私達が寝ている間「姿勢」も変わってくるといいます。姿勢による身体の健康と危険性は相当多いと言われていますが、毎日使用する枕はあなたに合っていますか?
睡眠の質が決まる枕
十分な睡眠はストレス解消、脳の回転、集中力向上、肌の美容など、数多くの健康にいいとされています。なかなか眠れない人は、顔に疲労感があらわれてしまいますね。このような熟睡を導くのは他でもない「枕」です。
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もし目覚めが悪い時、まず枕を疑うべき。睡眠の質を高める正しい姿勢は枕から始まり、自身に合っていない枕は首の後ろ側の神経を押さえつけ、手のしびれやいびきの原因になることも。
高い枕vs低い枕
枕を購入する時、単純に「枕の高さ」を考えると思うのですが、高い枕は気道を圧迫するため、いびきの原因になります。それに対し、低すぎる枕も首のヘルニアになる可能性大。また固い枕も良くありません。
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固い枕は首の後ろ側の神経を押さえつけ、手のしびれをはじめとした、後頭神経痛を誘発することも。
枕が健康に与える影響
枕は首の健康に直接的な影響を与えます。自身に合う枕は、首の筋肉とじん帯の老化を遅らせるという働きをします。それだけではなく、首のヘルニアを予防し、脊髄が変形しないよう正しい姿勢にしてくれます。
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そして、逆流性食道炎に苦しんでいるあなたは、頭の部分が高い枕を使用すると、その症状を和らげることができるんだとか。
今の枕が合っているのか確認する方法
それでは、今使用している枕は自身によく合っているでしょうか?朝起きた時、枕が頭に当たっていない場合は、枕が合っていない可能性大。
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また睡眠の途中で、姿勢がコロコロ変わったり、口が開いていたり、身体に痛みが生じ眠りが何度も覚めてしまったら、枕をすぐに変えましょう。枕の下に手を入れて寝ている場合も合っていない疑いあり。
自身に合う正しい枕の高さ
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自身に合う枕は仰向けになって寝る時、額から顎まで「傾き5度」が最もいい高さと言われています。傾きを測る時、後頭部が自然に位置するようにし、この時、首の下には指2本が入るようにするのがベスト。横向きになって寝る時は首と腰の骨が一直線だと、首に負担がかかりにくくなります。
正しい枕の使用法
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自身に合う枕を購入するなら、正しく枕をしようすることも大事。枕は頭よりも首に重心をかける感覚で、横になる時、首の筋肉が弛緩し、楽になれれば枕を正しく使用しているということになります。
まとめ
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以上、睡眠時の正しい「枕の高さ」について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?普段何気なく使用している枕がどれだけ重要か、ということが分かりましたね。枕を一度変えることで、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群の予防にもなるかもしれませんね。