結合双生児(けつごうそうせいじ)とは、体が結合している双生児のことをいいます。
これはシャム双生児とも呼ばれるが、これは著名な結合双生児「チャン&エン・ブンカー兄弟」の出生地がシャムであったことに由来し、特別にシャムで結合双生児が多かったわけではないといわれています。
人で一つの身体を共有する姿は、私たちの想像力を刺激してやまないですね。
私たちにはまだまだなじみのないシャム双生児ですが、もしもシャム双生児として生まれたら、体を動かす主導権はどちらのほうにあるのか?
結合双生児の出生率は極めて低く、死産のケースが高いと言われています。また、結合双生児とひと口に言っても、そのケースはさまざまです。
たとえば日本で分離手術を受けたベトナムの兄弟ベトちゃん・ドクちゃんの場合は、2つの上半身がひとつの下半身を共有するかたちで生まれました。
シャム双生児は非常に多様な姿で生まれてきますが、中には頭を共有したり、頭が分離されていても、体を共有したり、下半身を共有したりもします。
その中でも、やはり、世の中に誕生したシャム双生児には、体の主導権はどちらのほうにあるかが、最大の疑問として挙げられています。
それに合う答えは、双子の神経がどのように接続されているかによって変わるらしい。
もし神経系が別に分離された状態であれば、それぞれの体の主導権をそれぞれが有していることもあるといいます。
脳や脊髄などの中枢神経系を共有している場合、生まれなかったり、生まれてもすぐ死産するケースがあるといいます。
したがって、主導権に対して明確に定義をして論じることは難しいというのが結論です。
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