歯科に通いたいと考えたものの、お金が十分にないため泣く泣く断念し、自分で歯を抜いてきたという40代の女性について、海外メディアが伝えたのでした。
イギリス・サフォークで暮らすダニエル・ワッツさんは、長い期間無料、または少額で診察・治療が受けられる国営の医療サービス(NHS)を利用し、定期的に歯科に通っていました。
そのおかげで歯と歯茎の調子は良いものの、通っていた歯科が廃業に。2人の子供たちのためにも「さっそく新しい歯科を見つけたい」と考えましたが、同じ医療サービスを利用できる歯科はなかなか見つからなかったそう。
そのうち、どんどんダニエルさんの歯茎の状態は徐々に悪化し始め、1本、そしてまた1本と歯がだめになっていってしまいました。
歯科に連絡し助けを求めても、「顔が腫れていないなら、鎮痛剤で乗り切ってほしい」と言われてしまったダニエルさん。またコロナ感染が拡大したせいで、ダニエルさんは歯科探しを中断したそうです。
医療サービスに頼らずプライベートの歯科医療を受ける選択肢もありましたが、ダニエルさんはそれを断念するしかありませんでした。教員補助として働いてはいるものの、治療にかかる費用を用意することができなかったのです。
歯と歯茎の状態はどんどん悪化し、痛む部分をグッと押すだけで歯がボロっと抜けるようになってしまったダニエルさん。腐った歯をどうにかするため自分で抜歯するようになり「これまでに11本の歯を抜いた」と明かしたのでした。
「いずれは全て抜けてしまうでしょうね…」と語り、痛みがひどくなったのは2年前のことで、今では毎日鎮痛剤を飲んで耐えているそうです。
今ではバナナのような柔らかい物でさえ食べるのが苦痛だといい、細かくカットした物を時間をかけて食べることしかできないそう。。。
まずは歯科で事情を説明して相談に乗ってもらって早く治療を受けてほしいですね。。。。
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