2018年6月、走行中の東海道新幹線の車内で隣席などに座っていた女性ら3人を切りつけて死傷させたとして、殺人などの罪に問われた23歳の小島一朗被告の裁判員裁判が、12月3日行われ、横浜地裁小田原支部(佐脇有紀裁判長)で弁護側の被告人質問が行われました。そこで被告が語ったのは衝撃的な内容でした。
まず、小島被告はなぜ2人掛け通路側の座席を選択したのかと理由を問われると、「窓際にいる人を確実に1人は殺せるだろうと思い、席を選んだ」と述べました。小島被告はすでに事件に至る経緯を問われ、刑務所に入るために事件を起こしたとした上で、しかし死刑を避けたかったために、それだけの目的で「殺害するのは2人までにしておこうと決めた」と述べていました。
このような身勝手な理由で、何の罪もない乗客の男女3人が殺傷された事件で、殺人や殺人未遂の罪に問われた小島一朗被告ですが、また別の被告人質問で、検察側に被害者やその家族への謝罪の気持ちを問われると、なんと「一切ない」と述べたのです。罪もない人たちを身勝手な理由で殺害しておいて「一切ない」です。
また、この小島被告はこれまでの公判で、「刑務所に入るのが夢だった」と話しており、今回の事件により無期懲役判決を受けて一生刑務所で生活したいと発言しています。このこともあって、公判で被害者や遺族にたいして謝罪をしない理由について「(無期懲役なら)謝罪すれば仮釈放されてしまうから」と話しているのです。
しかし、このような身勝手な事件で、「3人殺さなければ死刑にならない」などと述べていますが、一方で、検察側から死刑になることは考えないのか問われると「死刑になるかもしれないと聞かされ、すごくおびえている」と話しました。実際日本では、3人以下の殺害でも死刑になったケースが存在します。
これについてネットでは、「こういうかたちで逃げるのは良くないな。」「一人でも死刑になります。(判例)」「夢とか何人までとかさー、人を殺すのもこの男にはゲーム感覚なんだろね」「その考え自体に、罪を重くして欲しい。計画的、理由が自己中心的で、反省なし」「これは計画的な無差別殺傷。恐らく極刑だと思います。」「こういう奴が出ると荷物検査をせざるを得なくなる」「理解に苦しみますね・・」と怒りのコメントが多く届いています。