在日韓国人三世ながら、すっかり日本に溶け込み日本人に愛されるタレント・歌手のソニンさん。今でこそ芸能界で名も知られ、バラエティなどで元気な笑顔を見せていますが彼女にも浮き沈みがあり、ここまで来る道のりは決して容易なものではありませんでした。
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彼女のデビューから現在まで、波乱万丈の芸能人生を詳しく追いかけて見てみましょう。ソニンさんは1999年、アイドルグループモーニング娘のメンバーオーディションにエントリーします。残念ながら落選してしまいますが、彼女の魅力に目を止めたマネージャーに声をかけられ、翌年の2000年にEE JUMPというユニットでデビューを果たします。
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サードシングル「おっととっと夏だぜ」がヒットするなど順調に見えた芸能生活でしたが、ユニットのメンバーが問題を起こしてしまいます。まず、最初に三人組だったEE JUMPはメジャーデビュー直前に一人が脱退し二人ユニットとなっています。さらに残ったもう一人(有名アイドルの弟)が仕事の放棄などで謹慎処分となり、一時期はソニンさん一人での活動となってしまう苦境に立たされます。
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「知名度もまだ低いこの時期、実質ソロでの活動は厳しかった」とソニンさんが回想していますが、芸能人としては低迷期に入っていたと言えるでしょう。謹慎が明けても相方の素行は良くなるどころか悪化する一方で、ついには未成年ながらキャバクラで飲酒しているところを週刊誌に見つかり、相方は芸能界を追放。EE JUMPは解散となってしまいます。
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その後ソロデビューした「カレーライスの女」では話題になった「裸にエプロン」の格好でジャケット撮影をするなど身体を張った活動が続きますが、なかなか上昇気流には乗れません。2007年に今度は女性二人ユニットを結成するものの、EE JUMP時代の相方が窃盗で逮捕されるなどしてイメージの悪化もあり、コンビを組んだ相手とも不仲になって事実上解散。それまでは人に言われるままに活動してきたソニンさんでしたが、このころから「舞台女優になりたい」という夢を持つようになります。
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歌手活動はいったん休止して2012年にはニューヨークへ留学、2014年から芸能活動を再開し、今は舞台女優として演劇賞を受賞するなど大活躍を見せています。ユニットに恵まれず自分のやりたいことが見えていなかった時代には苦しんだソニンさんですが、現在では夢の舞台で日々生き生きと活動しています。