和歌山県白浜町の海水浴場でシュノーケリング中に水難事故を見せかけて、妻を溺れさせて殺害した野田孝史容疑者が逮捕されました。

[rsnippet id=”4″ name=”DFP/34009881/Article_1″]

 

事件の経緯

写真：dメニューニュース

毎日新によると、

“和歌山県白浜町の海水浴場でシュノーケリング中に水難事故を装い、妻を溺れさせて殺害したとして、和歌山県警は１９日、大阪市天王寺区堂ケ芝１、アルバイト、野田孝史容疑者（２９）＝窃盗などの罪で公判中＝を殺人容疑で逮捕した。調べに対し、黙秘しているという。

 

逮捕容疑は昨年７月１８日午後４時５０分ごろ、同町の臨海浦海水浴場約５０メートル沖で、一緒にシュノーケリングをしていた飲食店店長の妻志帆さん（当時２８歳）＝大阪市旭区清水２＝を溺れさせ、低酸素脳症で殺害したとしている。

 

県警捜査１課によると、野田容疑者は事件当時、海水浴場の監視員に「妻が溺れている」と助けを求め、監視員を通じて１１９番通報。「トイレに行って戻ったら溺れていた」と説明していた。

写真：sakurabu-chan

志帆さんは生前、夫との間に金銭や男女関係を巡るトラブルを抱えているとして周囲に相談していたという。

 

県警は、志帆さんがシュノーケリングの上級者だったことなどから、殺害された可能性があるとみて調べていた。”

[rsnippet id=”5″ name=”DFP/34009881/Article_2″]

 

野田孝史容疑者について

名前：野田孝史（のだ たかし）

年齢：29歳

職業：自動車運転手

在住：大阪市天王寺区堂ケ芝

 

志帆さんについて

名前：野田志帆

年齢：28歳（享年）

職業：飲食店店長

在住：大阪市天王寺区

 

こちらが亡くなった志帆さんと野田容疑者の顔画像で、結婚式の様子だそうです。

写真：YouTube

 

犯行動機

報道機関の発表によれば、警察の調査に対して野田容疑者は黙秘を続けているそうです。果たして殺人動機は何だったのでしょうか―。

[rsnippet id=”6″ name=”DFP/34009881/Article_3″]

捜査関係者にの話によれば、亡くなった志帆さんに亡くなる直前の2017年5月におよそ3千万円の生命保険が掛けられていたそうで、その受取人は野田容疑者が名を連ねていたそうです。志帆さん名義の生命保険は５月に契約されており、野田容疑者のスマホからネット上で契約の手続きが行われていたそうです。

写真：BrandNewS

そして、この際に手続きに必要なメールアドレスも野田容疑者のもので、受給の手続きはしていないそうで保険金は支払われおりません。

つまり、犯行動機は保険金目当ての殺人である可能性が非常に高いとのことです。

 

この事件の謎なところ

写真：TBS News

捜査関係者によると、事件発覚当初は水難事故だと推測されていたが、亡くなった志帆さんはスキューバダイビングのライセンスを持っており、泳ぎことも得意だった他、事故現場は水深が浅い岩場であることから他殺とみて捜査をしていました。

 

野田容疑者と志帆さんは事件当日の午後1時半頃から和歌山県白浜町の海水浴場の岩場でシュノーケリングをして楽しんでいたが、夕方の頃に野田容疑者が「妻が溺れている」と監視員に助けを求め、監視員が119番通報をしました。

事件当時、現場周辺には野田容疑者夫婦の他に泳いでいる人たちはいなかったそうで、第三者が関与した形跡や可能性がないことから、県警は野田容疑者が水難事故に見せかけて殺害したと判断して殺人容疑で逮捕しました。

 

遺体からは大量の砂が

不審に思った警察が調べた際に志帆さんの体内から大量の砂が見つかりました。

写真：goo ニュース

和歌山県田辺市の病院に緊急搬送された志帆さんの体内から溺れた際に飲み込んだとされる海水と、水に混ざって水難事故だと考えにくい大量の砂が体内から発見されました。

司法解剖の結果、亡くなった志帆さんは水底が顔の近くに来るほどの浅瀬で、何者かに体や頭を押さえられた際に、抵抗して海底の砂が巻き上がったそうで、巻き上がったその砂を海水と一緒に飲み込んでしまったのではないかと推測されました。

溺死の場合、顔が水底近くでないと砂を飲み込むことは考えにくいため、かなり不自然な死に方だったと考えられます。

また、専門家によると、「大津波などの特殊な災害に巻き込まれない限り、大量の砂を飲み込むことは考えにくい」との意見があり、他殺の可能性が非常に高いと考えられいます。