10月5日、後任の山口壮さんへの引き継ぎを終え、小泉進次郎前環境大臣が、庁舎を後にしました。
小泉さんは、引き継ぐのが悔しかったのか、涙目になる様子も見受けられました。
ですが、そんな姿を見ても、国民には響かなかったようで…。
SNSでは「こんなに涙を信用できない人間、久しぶりに見た」「ハンカチ大臣だね、小泉進次郎氏は、汗ではなく涙を拭く」と厳しい声が上がりました。
小泉さんが厳しい視線を向けられている理由は、レジ袋政策です。
小泉さんは、政策の目的が環境を良くしたいということではなく、レジ袋を有料にすることで、問題意識を持ってほしいということでした。
しかし、買い物でレジ袋がいるかどうかを聞かなければならなかったり、エコバッグに商品を入れて店を出てしまう万引きも増え、レジ袋の有料で得をしたのが誰かわからない状況です。
10月5日、元オリンピック担当大臣の桜田義孝さんは、自身のツイッターで「地域の皆様からの要望で、レジ袋についてのご要望を頂いております。レジ袋有料化のメリットデメリットについて、私の盟友である山口つよし環境大臣に直接ご相談をさせて頂きました」と発言しました。
このツイートに対しユーザーからは「有難うございます。本当に困ってます。レジ袋無料に戻して下さい」「レジ袋がなくなり不便になって、便乗値上げされただけ。お店の方もいちいち確認するの大変そう。万引きも多くなったと聞くし、良いことなし」などの声が上がりました。
良かれと思って行った政策が、これほどまでに大批判を浴びるなんて、小泉さんは一切予想していなかったでしょう。
岸田内閣では入閣を逃し、“トンデモ失策” の挽回できるチャンスはまだまだ遠そうです。
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