21日に会見を行い、3月いっぱいでジャニーズ事務所からの退所を発表した元SMAPの中居正広さんですが、同日、「新しい地図」として活動する稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが連名でコメントを発表したのに対し、残る元SMAPの木村拓哉さんは翌22日にコメントを発表しました。
しかし、木村拓哉さんのコメントは「それぞれが決めたこれからの人生、お互いに前に進もう」という、わずか25文字の実にそっけないものでした。
会見で中居正広さんは、退所会見の前日、木村拓哉さんを含む元SMAPの4人のメンバーにメールで報告しましたが、「半分は返事がなかった」と明かしました。
しかし、稲垣五郎さんらはすぐに返信しており、唯一、返事がなかったのは木村拓哉さんのみでした。あえて「半分」と言ったのは中居正広さんの配慮だったといいます。
もともと不仲がささやかれている中居正広さんと木村拓哉さんですが、木村拓哉さんがコメントを発表した際、ジャニーズがテレビ各局に対し、木村拓哉さんのコメントを紹介する際に顔写真や映像を使わないよう通達しました。中居正広さんと木村拓哉さんが同じ画面に映ることは、未だジャニーズではタブー視されているというのです。
「もともと、SMAPの中では木村が単独で売り出され、ほかのメンバーから反感を買っていた。結果、木村のみ孤立。そのため、中居はほかの3人と行動をともにして独立するかと思われていた。」と、テレビ局関係者は明かします。
「SMAPの解散騒動当時は、メンバー最年少で幼い頃に子どものように面倒を見てもらった元チーフマネジャーに対する思いが最も強い香取さん、それに同調した稲垣さん、草彅さんとジャニーズ事務所への感謝の念や忠誠心の強い木村さんとの対立軸が強調されました。そして中居さんは香取さん、稲垣さん、草彅さんに近い印象だったわけですが、結果的にはジャニーズ事務所残留を決めている。中居さんももちろんSMAPには愛着があるし、リーダーとしての責任感も強く、ああいう不本意な形での解散に対しては憤りもあったでしょうが、その一方で誤解を恐れずに言えば香取さんら3人ほど元チーフマネジャーへの思いは強くなかった。もっと言うと、元チーフマネジャーよりもジャニー喜多川さんに対する思いのほうが強かったということです。」と、別のテレビ局の関係者は明かします。
そのうえで、こう続けます。
「とはいえ、香取さんにしてみると、中居さんのそうした思いは納得できない。彼はあくまで自分たちSMAPの育ての親は元チーフマネジャーであり、ジャニーさんじゃないという考えですからね。木村さんほどじゃないにしろ、中居さんに対しても当然不信感はあるでしょう。」
中居正広さんは今後、木村拓哉さんとも「新しい地図」の3人との共演もなさそうです。