16日、3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で死去した志村けんさん(享年70)の四十九日を迎え、愛車だった英国の高級車ロールス・ロイスの最高級バージョン「ファントム」を乗り継ぐ人が決まったことが分かりました。ディーラーを通して買い手を募っていたという。
13年で走行距離は約14万キロも「とても奇麗に手入れされて…」
乗り継がれる車は、2003年に発売された第7世代のファントムのブラック。新車では最低でも5000万~6000万円はする超高級車。
志村さんは07年に購入し、運転手付きの移動車として使用。東京・銀座など夜の街で飲んでいる時は、ひときわ目立つこの車が近くに停車。多くの通行人の目を引いていたそうです。
長く愛用していただけに、13年で走行した距離は約14万キロに及ぶ。だが正規ディーラーが定期的にメンテナンスしており、乗ったことがある人は「とても奇麗に手入れされていた」と明かしました。市場価格は1000万円前後とみられます。
志村さんの親族がディーラーに売却を相談。関係者は「一般人が容易に乗りこなせる車ではないため、志村さんを支えた付き人3人の退職金代わりにと売却を決めたようです」と話しています。10人以上が購入に名乗りを上げ、その中から男性ファンが乗り継ぐことに決まりました。
【志村けん詐欺にご注意‼️】
今朝発売のスポニチにデカデカと掲載されたので情報解禁しますね(^^;;
志村さんのロールスロイスはPRINCEだけが販売しており、既に購入者と売買契約を締結済みです。
ワタクシ以外の人がTwitter上で自称・販売者を名乗っていますが、全て詐欺師ですのでご注意ください‼️ pic.twitter.com/JRyEihfsZhADVERTISEMENT — オージ@PRINCE (@prince_racing) May 17, 2020
ディーラーの社長は16日、取材に対して「個人情報に関わることなので、何もお答えできません」と話しました。関係者は「購入したのは日本の西の方に住むファンの男性と聞いている」と話しています。
《10日に親族で法要 16日が四十九日》16日は志村さんの四十九日。兄・知之さんは 東村山市の自宅でインターホン越しに「10日に親族で(四十九日の)法要を終えました」と、すでに済ませたことを明かし「市内のお墓に納骨も済ませました」とも話しました。
◆ファントム 英ロールス・ロイスが1929年に発売。同社を買収したドイツのBMWが2003年、第7世代を発売。ロールス・ロイスの最高級サルーン。パルテノン神殿をモチーフにしたデザインと観音開きのドアが特徴。第7世代の総排気量は6749cc。日本の芸能人ではビートたけし、美川憲一が所有していたとされる。現在は第8世代。
志村家の方たちは本当に人が出来ている…大事に乗って欲しい…
今回の報道には、作家・ライター、お笑い評論家のラリー遠田 さんも次のようにコメントしています。
《 「付き人の退職金代わりに熱烈なファンに愛車を売却する」というのは、かかわった全員が得をしているという意味で素敵な話ですね。志村さんの所属事務所が『志村けんのだいじょうぶだぁ』の動画をYouTubeで無料公開して、広告料を日本赤十字社に寄付するという話を思い出しました》
その他にも多くのコメントが寄せられていますが…
《志村さんも、嬉しいだろうな!お兄さんも苦渋の決断だったと思う》
《志村ファンの方が、志村さんの愛車を引き継ぐ事はとても良い事!だけど、車体が大きい車なので自ら運転して車を傷つけたり、排気量や維持費が高いので自動車税が大変だと思う。大事に乗って欲しいね 》
《志村家の方たちは本当に人が出来ている。でも、本当に志村さんのファンが買ってくれて本当に良かった。志村さんも喜んでると思う。それに売却したお金を付き人の退職金にって・・・本当に涙が出ます。付き人の人はそのお金を大事にすると思いますよ 》
等など、ご家族への称賛と志村さんを懐かしむコメントが多くよせられているようでした。