新型コロナウイルス感染による肺炎で29日帰らぬ人となったタレント志村けんさん(70)の兄知之さん(73)が、
31日夜に多くの報道人の取材に応じ、志村さんの遺体が火葬され、遺骨を引き取ったことを明かしました。
感染予防のため親族も葬儀場に入ることができず、志村さんの遺体と対面できないまま、火葬されたということです。
実家の駐車場で業者から手渡された弟の遺骨を両手で抱え「重いね。まだ温かい…」とつぶやいた知之さん。
報道陣の取材に応じた知之さんの話によりますと、新型コロナ感染予防のため、
志村けんさんの「顔を見ることもできなかった」と悲痛な表情を浮かべながら、
遺体と対面はできなかったことを明かしたのですが、棺に向かって「よく頑張ったね」と声をかけたといいます。
知之さんは今回の志村さんの死を受けて、「新型コロナウイルスは怖いという自覚をみなさんに持ってもらいたい」と心境を語りました。
知之さんが生前の志村さんと最後に会ったのは先月25日のことでした。
志村さんの住む東京・麻布十番で行った古希祝いだったそうで、
志村さんが体調不良を訴え、入院後も見舞いに行けず、亡くなったことも事務所の電話で知ったといいます。
志村さんの通夜、告別式の日程は未定なのですが、
新型コロナウイルスの感染拡大が収まってから志村さんのお別れの会を開く予定だとしています。
志村さんが肺炎で亡くなってしまったことは、多くの人にショックを与えていると思います。
新型コロナウイルスの怖さを思い知った人もたくさんいると思います。
また、ここまで世間の人に愛されてきたスターが亡くなってしまい、こんなにも寂しい形でお別れになるなんて信じられないですよね。
どうか、新型コロナが落ち着いたころには、盛大にお別れ会を開いてほしいと思います…。
ご冥福をお祈り申し上げます。
これら一連の報道を受けて、ネット上ではこんなコメントが寄せられています。
「辛いですね、、、
お兄さんに至ってはお見舞いにも行けず
亡くなったと連絡が来て
次に見る弟がもう骨なんて
ちゃんとお別れも出来ず
気持ちの整理なんて出来ないと思う」
「遺体に対面できないことがどれほど辛いか。
私の母が亡くなった時は火葬場の順番待ちで二日間自宅で遺体に接することが出来ました。葬儀屋さんがドライアイスを持ってきてくれました。
亡くなってしまったけど、遺体が目の前にある事はやはり嬉しかった事を思い出します。
もし、遺体と対面できなかったらどれほど辛かったか
お兄さんは整理が出来ずやりきれない気持ちでいっぱいだと思います。」
「二次感染のことを考えるとどの国も同じ状況なので致し方ないが、ご家族の無念さと悲しみが痛いほど分かる。本当に残念です。」
などのコメントが寄せられていました。