今、ツイッターでも話題を呼んでいる「就活セクハラ」。 その実態について調べていきましょう。
就職活動が本格化するこの時期を目前にして、面接官からプライベートな領域について質問されたり、ＯＢ訪問で非常識な対応をされたりする「就活セクハラ」学生らの間で広がっています。
ＮＨＫの情報番組「あさイチ」は過去、就職活動に臨む子を持つ親を特集しました。
その放送の際に「面接官にホテルに誘われた」「インターンシップ中に体を触られた」など、深刻な被害について伝えたのです。
番組はツイッターでも話題を呼び、「採用をちらつかせてホテルに誘う採用担当者のエピソード」などに猛烈な批判が集まっています。
セクシー女優 笹倉杏も「何故エロ業界の方がまともで一般業界の方が酷いんだ…。どの世界も絶対ないと言い切れないけれど就活セクハラとか悲しすぎる」と持論を語り嘆いていました。
「あさイチ」の公式サイトでも、就活セクハラ対策として「ＯＢ・ＯＧ訪問の際にはなるべく女性社員と会うようにすること」「ＯＢ訪問で夜遅い時間や個室を指定してくる人は避けること」などを挙げています。
そして、被害遭ってしまった場合はそのことを記録に残して、都道府県の労働局にある総合労働相談コーナーに相談してほしいと呼びかけています。
学生が教育実習先でセクハラを受けたケースは、日本教育学会の最近の調査でも後を絶たないそうで。怖すぎる・・・。
川村学園女子大の内海崎貴子教授によると、学会は２０１５年に、教育実習を終えた全国の学生、男女５９４人を対象に調査をしたところ・・・。
２１人（３．５４％）がセクハラ被害に遭い、３５人（５．８９％）が見聞きしていたことが分かったそうです。内海崎教授らは２００１年から継続的に調査しており、各年の被害者は２～４％台、見聞きした人は４～７％台で推移しているとのこと。
主な被害内容は、やはり“性的なからかいや不必要な性的な話題”、”身だしなみや化粧への注意や批評”など。以前は宴会の場などでの被害が目立っていたが、現在は被害の半数が１対１になりやすい指導教師や人事担当からのセクハラとのことでかなり回避が難しい状況ともいえます。
大半の被害者たちは我慢したり、受け流したりしており、学校や大学に相談した者たちはわずかだったという。
被害者たちは「精神的苦痛を感じた」実習への意欲が落ち」「実習をやめたいと思う」などの訴えが多くかなり深刻な影響が出ています。
また、この情報を目にした方々からは「就活セクハラに遭うのが女子学生だけとは限らない。男子も被害者になる恐れもある」という意見や、「被害を訴えたら『モテ自慢か』と言われそう」などと悩みを投稿する人もました。
いい大人が自分より立場の低い人間にする行動とは思えないですね。本当に卑劣すぎる話です。
どれだけ世間が騒いでも無くならない、セクハラやパワハラなど。。。そういった人間は同じ被害に合わないと分からないのでしょうね・・・。