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手作りで作っちゃおう!ミシンカバーの作り方


ミシンは、お母さんにとっては成長が早い子供さんの洋服のサイズ直しをしたり、お父さんの作業ズボンの丈つめ、ちょっとした小物作りなど、家事の合間をみながら作業をするために、いつも出しっぱなしにしているという人もいるでしょう。しかし、そのままの状態で置いておけばほこりがたまってミシンの中まで入りこんでしまうこともあるため、長く使い続けるためにもミシンカバーをかけておくことは欠かせません。既製品でもさまざまな種類が販売されていますが、せっかくのミシンをいかして自分で手作りをしてみるといいでしょう。

 


写真:wendysquiltsandmore.blogspot.com

ミシンカバーの作り方は、シンプルなものであればミシン初心者でも簡単に作ることができます。風呂敷などの布を一枚かけるだけでもいいのですが、自分が持っているミシンの形に合わせて縫い合わせてみれば、部屋の中のオブジェの一つのように飾ることもできます。基本の形としては、ミシンをすっぽり覆うようなバッグの持ち手がないような形で作ったものを上から被せるだけとなり、バッグのように中を見られることもないので裏地をつける必要がありません。point 303 | 1

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写真:book.nunocoto.com

ただし、布は縦糸と横糸を織って作られていることになるので、布を切って縫っただけとなると布端から糸がほつれてミシンに糸くずやほこりをつけてしまうことになるため、布端の始末は欠かせません。布端の始末としては、ロックミシンをかける方法とパイピングで包む方法とがあります。ロックかがりができる専用のロックミシンであれば、3本糸で既製品のようにしっかりとした布端の始末ができますが、一般的な家庭用ミシンであればアタッチメントを購入することで簡易的な2本糸のロックかがりができるものもあります。point 317 | 1

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写真:momofactory.jp

ロックかがりの機能がないミシンであればパイピング始末を選択することになりますが、四つ折りになったパイピング布で布端を包むようにして縫い止めていくことになります。縫い代の幅に合わせたさまざまな幅のパイピング布が販売されており、またカラーバリエーションも豊富にそろっているので、同系色で揃えたりアクセントカラーとして別色や柄物を取り入れてみてもいいでしょう。既製品を購入しなくても、パイピング布は一枚の布をバイアス方向に細くカットして自分で作ることもできます。point 301 | 1

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写真:yukamikama.exblog.jp

その場所でしかミシン作業をしないという場合には、動かさないことから上から被せるだけのデザインでも構わないのですが、食卓のテーブルで作業を行うけれども普段は棚の上にミシンを置いているという場合には、持ち運びのことも考えたミシンカバーのデザインにする必要があります。ミシンの上部に持ち手部分がついているので、この部分をカバーの上部に穴をあけて持ち手部分が出るようにしなければなりません。最後に穴をあけて縫い代の始末をするという方法もありますが、初心者向けの手軽な方法としては、縫い目をいかす方法があります。ミシンカバーのハギ目は、どの部分に作っても構わないものであり、そのハギ目を活かして布をかえたりとデザインの一部にすることもできます。他にも、ハギ目は縫いやすさや作業時間の短縮にも関係してきます。ミシンカバーのハギ目を上部中心で前後に分け、持ち手となる部分だけ縫わないことでスリット部分から持ち手を出すことができます。point 488 | 1

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写真:cottonspace.blog.fc2.com

このように、ちょっとした型紙の操作の工夫によっても手作りミシンカバーは簡単に作ることができます。型紙は、ミシンの寸法を計測して図面上で制作するという方法もありますが、シンプルに新聞紙を活用して実物大で組み立ててみてから、それを広げて型紙として利用することもできます。あとは縫い代をつけるだけなので、手間をかけることなく簡単に作ることができます。

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