9月末で終了することが明らかになった人気番組『アナザースカイ』(日本テレビ系)。「コロナ禍で海外ロケができなくなったのが大きな要因」とされていますが、”ある指摘”もあがっているようです!?
同番組は、海外を中心としたゲストの思い入れのある「第2の故郷」などを訪れ、ロケVTRを見ながら、スタジオでゲストの深い人生を掘り下げトークしていくという内容。
昨年以降は国内ロケに切り替えて対応するなど、多くの芸能人も「1度は出演してみたい」と公言する人気の番組でした。しかし、現在コロナ第5波となり、全国各地で緊急事態宣言が発令、いまだに収束の兆しが見られず、惜しまれつつも13年の歴史に幕を閉じることに。
ただ、コロナ禍の影響によって、仕事が不安定になり毎日の生活が困難で必死に生きている人が多い中、”ロケをして夢を語る”という番組内容は今の時期に合わず、視聴者が受け入れづらいとも言われています。
さらに、最近は”ネタ切れ感もあった”と指摘する声もあがっているようです。
制作会社関係いわく、今年に入ってからは放送作家の鈴木おさむさんや有名プロデューサーなど、業界関係者が出演する機会も増えてきましたが、ゲストのネタ切れ感は出始めていたようです…。
番組の人気が落ちる前に今、惜しまれつつ終了するのは正解なのかもしれません。「アナザースカイ」以外にも、複数の人気番組が9月いっぱいで終了することが発表されています。05年4月からの「おしゃれイズム」、13年4月からの「幸せ!ボンビーガール」など、看板だった長寿番組が今回の改編で終了となります。
また、コロナ禍で撮影状況が厳しいのは、他番組も一緒。2015年10月に土曜深夜枠でスタートしたテレビ朝日のドキュメントバラエティー番組『あいつ今何してる?』も9月いっぱいでレギュラー放送を終了。
同番組は、タイトル通り、ゲストの同級生や懐かしい人物が今、何をしているか徹底リサーチし会いに行くというもの。スタジオでVTRを見ながら、様々な“再会”を見守ってきました。
昨年2月の段階では、新型コロナの感染拡大が広がり“県をまたぐロケは今後厳しい”と打ち切りの候補に挙がっていたのだそう。しかし、後継の番組がなかなか決まらず、今年の秋の改編まで続くことになったようです。
今後は特番として放送予定だそうで、後番組として10月からは千鳥のノブさんと弘中綾香アナの『ノブナカなんなん?』がゴールデン進出となります。
ロケ中心の番組以外でも厳しい状況を強いられているようです。日テレ系の若手芸人発掘番組『うちのガヤがすみません!』も終了が決定。同番組は、大勢の若手芸人が出演し、大声でツッコみを入れるなど“ガヤ”を飛ばすのが見ものでした。
コロナ禍前は“ひな壇形式”で50人の若手芸人がひな壇に座って、番組を盛り上げていましたが、感染が拡大後は、ひな壇芸人を10人程度にするなどの対策をしてきました。しかし、“コロナが収束するまでこのスタイルは厳しい”と局側は判断し、終了となったようです。
ロケ中心や大人数のタレントが出演する番組は終了せざるを得なくなった今、テレビ業界は新しい形の番組を作っていかなければならないでしょう!
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