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若い世代にも人気、御朱印集めに必須な御朱印帳って何?


最近では中高年の趣味としてだけでなく、興味を持つ若い女性も増えているといわれる「御朱印集め」。神社や寺院を巡って各々の御朱印を頂くために必須となるアイテムが「御朱印帳」です。御朱印集めが幅広い世代に拡がるにつれて、今では御朱印帳も従来と大きく変わってきています。ここでは、その御朱印帳についてまとめていきます。

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御朱印帳とは?

神社や寺院において、参拝した証として参拝者向けに押印される印章やその印影のことを朱印(しゅいん)、或いは敬称として御朱印(ごしゅいん)と呼びます。御朱印帳とは、神社や寺院に参拝した際に、この御朱印を押して頂くための専用の帳面のことです。御朱印帳には、「蛇腹式」「和綴じ式」等の様々な種類があり、大きさも、手帳サイズのもの、A4サイズ程度の大きいものなど多岐に渡ります。参拝した社寺で御朱印を押して頂く際には、印刷できる紙があれば良い訳ではなく、必ずこの御朱印帳が必要になります。万が一、御朱印帳の持参を忘れた場合でも、大規模な社寺であれば御朱印帳を販売しているところもありますので、現地で購入して、それに御朱印を押して頂くことも可能です。point 376 | 1

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御朱印帳の使い方

御朱印は、元々、参拝者が写経を納める際に神社や寺院から頂くための印でしたが、今では納経しなくても、社寺に参拝するのみで朱印を押してもらうことができます。まず、御朱印帳を持参して神社や寺院に行き、参拝を済ませます。あくまで御朱印は参拝した証ですので、御朱印を押して貰う前に参拝を済ませておくのが良いでしょう。その後、社寺の担当者に御朱印を押して貰いたい旨を伝え、御朱印帳を渡します。大規模な社寺の中には専用の「御朱印所」を持つところもありますので、そこで御朱印帳に御朱印を押してもらいます。また、無料で参加できるスタンプラリー等とは異なり、朱印を押して貰う際に御布施として社寺に数百円程度を支払うことがありますので、小銭を準備しておきましょう。point 379 | 1

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現在の御朱印帳

御朱印帳は、大手の文房具店やインターネット通販のほか、大規模な神社や寺院で購入することができます。特に、神社や寺院の中には、そこでしか購入できないオリジナルデザインの御朱印帳が販売されていることもあり、独自の趣向が凝らされた御朱印帳を購入する人も少なくないようです。従来の御朱印帳には、紫や紺など比較的地味な色合いのものや単色のものなど、年配の方向けの落ちついたデザインのものが多かったそうです。しかし、最近では、カラフルな色調のものや水玉模様のものなど、若い人にも喜ばれるような多様なデザインの御朱印帳が増えてきているようです。また、独自の御朱印帳を販売する神社や寺院の中でも、可愛らしいキャラクター柄のものや、複数のタイプの御朱印帳を揃えて販売しているところもあり、参拝者の中には、社寺独自の御朱印帳をコレクションしている人もいるそうです。point 429 | 1

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御朱印帳の歴史

先述の通り、昔の御朱印や御朱印帳は、神社や寺院に写経を納めた証として使われてきたそうで、これらの起源を辿ると、江戸時代の納経帳にあたると言われています。この時代では、現代のような印刷の技術がないため、仏様の教説を書きとどめた経典を一字一句書き写すことは非常に良いこととされていたそうです。その写経を社寺に納めた証として、各社寺より御朱印を御朱印帳に押して頂く習慣が広まったそうです。また、昔の文献の中には、これらの御朱印や御朱印帳が魔除けの力を持つと記しているものもあるそうです。また、現代のようなじゃばら式等の御朱印帳が販売されるようになったのは大正時代の半ばあたりといわれ、江戸時代から大正時代あたりまでは、個人で和紙等を綴じて御朱印帳を自作するのが一般的だったそうです。point 395 | 1

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御朱印帳にまつわるエピソード

御朱印帳を片手に社寺を回る参拝者は、これまでは中高年の方が多かったようですが、最近では若い女性も大きく増えているといわれており、これらの女性は「御朱印ガール」と呼ばれているそうです。若い世代に人気の芸能人の中には御朱印集めを趣味と公言している人もいるため、その影響を受けて増えているともいわれています。また、御朱印を頂く神社や寺院をパワースポットの場所として、それらを巡って御朱印を集めれば運気が上がる、癒されるということで、高い人気になっているともいわれています。地味目なものだけでなく、様々な色やデザインの御朱印帳が販売されるようになったのも、この「御朱印ガール」が増えたことと深く関係しています。point 365 | 1

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まとめ

若い人にも人気が高まっている御朱印集め。現在では納経を行う人も少なく、御朱印の意味合いも大きく変わっているようです。ただ、様々な寺社を巡り参拝するだけでも、何か新たな発見があるかもしれません。「御朱印ガール」ブームともいわれている昨今、未経験の方も一度、御朱印帳を片手に寺社へ足を運んでみては如何でしょうか。

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