初当選以来一度も国会に登院していないNHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員に「公開議場での陳謝」を求める処分案が21日、参院懲罰委員会で可決されました。 与野党には即刻「除名」を求める声もあったが、全会一致を優先しました。擁護する声はなく、3月上旬にも予想される除名処分へ粛々と手続きが進む見通しです。
ガーシー氏は昨年7月の参院選比例代表で当選したが、同8月と10月召集の臨時国会をまるまる欠席しています。今年1月召集の通常国会でも姿を見せていないです。これまで支払われた歳費や調査研究広報滞在費などは1700万円超です。国会法に基づき1月下旬に尾辻秀久参院議長から書面で出席を求められたが、期限までに応じていない状況です。point 217 | 1
懲罰委で与野党の委員は一様にガーシー氏を非難しています。自民党の牧野京夫氏は「責務の放棄」と断じ、立憲民主党の田名部匡代氏も「一部有権者との約束をもって国会法違反が許されるわけではない」と同調しました。公明党の横山信一氏は「海外からSNSで発信するだけでなく、正々堂々と国会で議論すべきだ」と訴えています。 ガーシー氏の代理を務めたNHK党の浜田聡参院議員は、帰国しない理由について「不当な拘束を受ける可能性がある」と弁明しました。ただ、ガーシー氏はこれまで「要人との面会」「NHKの郵便法違反を追及していないから」など理由を変遷させており、「意味をなさない」、「一貫性がない」と疑問視する声が相次いでいます。point 360 | 1
懲罰の重さを巡っては各党に温度差もあり、共産党は事前の話し合いで「民意で選ばれた国会議員の首をいきなり切っていいのか」と、最も重い除名に突き進むことに慎重な立場を表明しています。ガーシー氏が「反対する議員は自民党にどんどん首を切られる」と「数の力」をけん制していたこともあり、今回は軽い方から2番目の「陳謝」に落ち着きました。point 219 | 1
ただ、ガーシー氏が陳謝に応じない場合、共産党も「除名に反対しない」としています。懲罰委が決定した、ガーシー氏に朗読を求める陳謝の文案は「本院の信用を失墜させたことは誠に申し訳なく、深く自責の念に堪えない」との内容です。委員の一人は「あえて屈辱的な文面にした」と明かしました。
ネット上では「ガーシーのこれまでの発言や行動は、別に国会議員でなくても誰でも言える事。 国会議員であればきちんと出席し、国会の場で直に発言し、審議や採決をすべきであって、出席もせず画面越しに訴えるのであれば、別に国会議員である必要はないでしょう。 逮捕を恐れて帰国できずに逃げ回ってばかりの人に、もっともらしい発言をされても説得力がない。 おそらくこのままでいけば、結果的に除名となり国会議員という身分でなくなるでしょう。 ガーシーや立花氏、N党の釈明に対する同情はまずないでしょう。 ただこの問題はガーシー1人だけ処分する問題ではなく、故意に帰国をさせなかった立花氏やN党にも同様の責任があるのだから、立花氏やN党に対してもそれ相応の処分をするべきだと思う。」point 382 | 1
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