近年ではお中元を贈ったことがないという人も非常にふえてきています。お中元はお世話になった人に感謝の気持ちを表す昔からの習わしで、非常に良い習慣と言えます。お中元を贈る相手としては、会社の上司や恩師、結婚後であればお互いの両親や仲人さんなどがあげられます。お中元を贈ることによって、会社や親戚付き合いも円滑にすることができるでしょう。しかし古くからの習慣であるからこそ、マナーがあるとも言えます。特に難しいマナーではないので、しっかりとマナーを身につけたうえで、相手に喜ばれるお中元を贈りたいものです。
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お中元を贈るからには、その選び方にも注意したいものです。以前までは、贈る品物としては、米や小麦粉、うどん、そうめんなどの食料品が多く、食料品以外では衣料品などを贈るケースも見られました。また地域によってもその内容は異なり、滋賀県の一部の地方では、結婚後には嫁の実家に塩サバを持参するというびっくりするような習慣があるともいわれています。せっかくお中元を贈るのであれば、相手に喜ばれるものを贈りたいものです。お中元を選ぶ際には、基準となるものも存在しているので、参考にしてみると良いでしょう。point 315 | 1
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選び方としては、必ず相手の好みを押さえておきたいところです。例えばお酒が好きな上司にお中元を贈るのであれば、上司と会話中に出てきた日本酒や焼酎の銘柄などを思い出し、好みが当たれば、贈り物としては非常に効果が高いものとなるでしょう。しかしそこまでこだわらなくても、大きく範囲を間違えなければ、喜ばれる品物となります。お酒が好きなのであれば、ビールという選び方でも特に問題はありません。
そして家族の構成や人数などについても配慮しましょう。もしも幼い子供がいる家庭に贈るのであれば、子供が楽しめたり喜ぶようなものを贈るのも一つの手段といえるでしょう。お中元を選ぶ際には、飲食物を選びがちになってしまいますが、必ずしもそうであるとはかぎりません。point 398 | 1
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そして自分が自信を持ってすすめられるものを選びましょう。これはもらった相手が、贈る人のことを思い出しやすいと言えるでしょう。また印象に残したいのであれば、毎年同じものを送るというのも一つの手段です。あまり印象に残らない商品であっても、毎年洗剤を贈ってくれる、毎年コーヒーを贈ってくれるという印象を与えるのもよい方法です。
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もしも相手の好みがよくわからないという場合には、カタログギフトや商品券、日用品などを贈るのもよいでしょう。カタログギフトを贈ればカタログの中から好きなものを選ぶことができ、商品券を贈れば好きな物を購入することができます。しかしこの時に注意したいこととして、カタログはかなり割高と言えます。また日用品を贈る場合には、日用品にも好みがあるため、その内容には注意をしたいところです。
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贈るものが決まったら、次に気をつけたいのがお中元を贈る時期です。お中元を贈る時期は、関東と関西で時期が異なるので注意が必要です。関東地方では7月中旬から15日ごろまでに贈ることが一般的とされています。関西や、関西よりも西の地方では、8月初旬から15日ごろに贈ることが一般的とされています。また贈る時期によって熨斗に記載する言葉も変わるため注意が必要です。関東地方の人に7月初旬から7月15日ごろに送る場合にはお中元、7月16日から8月7日ごろに贈るのであれば暑中お見舞いや暑中お伺い、8月8日ごろから9月初旬ごろに贈るのであれば残暑お見舞いや残暑お伺いとなります。関西地方の場合には、8月初旬から8月15日ごろに贈るのであればお中元、8月16日から9月初旬ごろに贈るのであれば残暑お見舞いや残暑お伺いを記載します。point 428 | 1