日本の4人組ロックバンド『せかおわ』といえば、2011年にメジャーデビューを果たすやいなや、その独特の世界観でファンを魅了し、瞬く間に音楽シーンを駆け上がっていった人気バンドですが、実はメジャーデビューする前からメッセージ性の強い歌詞やキャッチーな歌声・メロディーなどが評価されインディーズ時代から注目を集めていた存在でもあります。特にせかおわは深く考えさせられるような意味深な歌詞も魅力の一つですが、彼らがインディーズ時代に発表したデビュー期間限定シングルの『幻の命』という曲にも意味深な歌詞が多いため、この曲について「歌詞に込められた裏の意味があるのでは?」と深読みするファンも多く、『幻の命』の歌詞の裏の意味が話題を集めています。
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『幻の命』はバンドで紅一点の女性メンバーが15歳ごろに作曲した楽曲で、作詞はこのバンドの中心人物でありヴォーカル・ギターを担当する男性メンバーによるものですが、実はこの曲、歌詞の内容から「作詞と作曲を担当したメンバーの子供の話という裏の意味があるのでは?」噂されているのです。
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『幻の命』の歌詞には「白い病院で死んだ幻の命」「白い病院で死んだ僕達の子供はこの世界にいない」など、明らかに子供がこの世界からいなくなった=他界した事を思わせるフレーズがありますし、特に「白い病院で死んだ僕達の子供」「君のパパとママの歌」というフレーズから、生まれてくるはずだった子供を何かしらの理由で産む事ができなかった。つまり、僕達の子供はこの世界にいないというのは「作詞・作曲を担当したメンバー2人の子供を中絶した・流産した歌なのでは?」という裏の意味があると深読みする人達も多いのです。point 318 | 1
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『幻の命』の作曲は15歳、歌詞は20歳の時にせかおわのメンバー2人が作ったと言われていますが、作曲を担当した紅一点の女性メンバーは2017年にイケメン俳優との結婚発表、8月には妊娠が公式発表されたものの、雑誌のインタビューで学生時代に2人が付き合っていたことを明言していたという話もありますし、2人は以前からいちゃつく姿を見せる事が多いため恋人の噂も絶えませんでしたから、学生時代の2人に起こった妊娠中絶についての歌詞であるという憶測が飛び交うのも致し方ない部分ではあるでしょう。point 309 | 1
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また、歌詞の終盤には英語の歌詞もあり、和訳すると「2005年4月30日に僕らの子供は幻になった」「僕らはその幻の命につくしという名前を付けた」「それは美しく燃えるような赤い月が出ていた夜だった」といった歌詞の内容になっていて、学生時代の2人の間に出来た子供(つくしちゃん)を中絶した・流産した時の話ともとれますし、『幻の命』は実話をもとにして作られた曲といってもおかしくはありません。
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さらに、『幻の命』を15歳で作曲した時には「泣きながら作った」と話していたりしますし、2010年に開催された夏フェスに出演した際にせかおわは『幻の命』を披露しましたが、この曲を披露した時にはヴォーカルが思わず涙してしまうという場面もあったため、「幻の命である2人の子供(つくしちゃん)を思い出して思わず泣いてしまったのでは?」という風にも言われています。
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このように、歌詞の内容から『幻の命』の歌詞の意味については、子供を中絶した・流産した実話をもとに作られた歌詞であることは間違いないようですが、実はこの曲の歌詞はせかおわメンバー2人の話ではなく、子供を死産したメンバーの友人の実話をもとにして作られた歌詞とも言われています。この曲の歌詞の意味についてはメンバーからまだはっきりと語られていないようですから、現時点で『幻の命』の歌詞が、せかおわメンバー2人の子供を死産した実話がもとになっている歌詞という噂の真相は分かりません。point 304 | 1
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ただ、『幻の命』の歌詞を見ても分かるように、『せかおわ』の歌詞は直接的で理解しやすい表現が少なく、人によってとらえ方が変わる独特の世界観を持っているのも魅力の一つですから、『幻の命』のように歌詞を深読みしてみると裏の意味や隠された意味が浮かび上がってくるかもしれません。