「しなやかさもまた、強さに基づくものである」という言葉がありますよね。これはもちろん人の内面や品性を語るときによく言われることですが、バレエでも同じことが言えそうです。美しく柔軟な動作を振る舞うためには、全身を強く鍛えなければならないからです。
バレエとは、ヨーロッパで発生した舞踊芸術のことです。最初のバレエは、13世紀前後イタリアで誕生したと言われています。当初は、ヨーロッパの宮廷や貴族社会で男性によく楽しまれていた社交ダンスでした。初期には男性だけがパフォーマンスを演じ、女性の参加は一切禁止されるなど、まるで宝塚のような形態をとっていたそうです。女性のバレリーナは、17世紀初めて登場し、様々な偉大なバレリーナたちが当初の「女性舞踊家」の型を破り華麗な公演を披露したことによって、バレリーナの地位は今の位置まで上がってきました。point 318 | 1
優雅な踊りと、華やかな動作が交わるバレエ。しかし、そのしなやかさと美しさの中に、秘められた「筋肉」があることをみなさんはご存知でしょうか?
あるオンラインコミュニティサイトに、バレリーナの脚に関するスレッドが投稿され、人々の間で話題になっているようです。
「プロのバレリーナの脚」というタイトルで投稿されたこのスレッドには、あるバレリーナが踊りの練習をしている姿が写った映像が添付されていました。
わあ、すごい筋肉の持ち主ですね!!アスリートみたいで、かっこいい!よくみると、脚のひとつひとつの筋肉が動いていることが確認できるほどです。
綺麗な衣装と、素晴らしい踊りに隠れて知らなかったという方が多いのではないでしょうか。当然のことのようでもありますが、バレリーナさんたちは、こうして様々な技術をこなし柔らかい動きを生み出すために、全身の筋肉、中でも特に脚の筋力がしっかりと鍛えられているそうです。あるプロバレリーナによると、バレリーナ同士でジャンプの途中に脚がぶつかったら折れてしまうようなこともあるんだとか。
いかがでしたか?「柔らかい動き」を出すために、「強い」脚をつくるバレリーナの努力は、本当に美しくてかっこいいですね。
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