17日、自民党の二階俊博幹事長、公明党の石井啓一幹事長ら両党幹部5人が、都内で『新型コロナウイルス対策の意見交換』と称した〝ランチ会食〟を行ったことが疑問視されています。
同会食は、都内ホテルの日本料理店の個室を貸し切りにして行われたそうです。
政府は国民に対し、緊急事態宣言中は家族同士、または4人以下での会食を求めています。
参加者は全員2回のワクチン接種を済ませていたと証言しますが、一体その日何が行われていたのでしょうか。
自民党の森山裕国会対策委員長は「食べながら喋ることは、まったくなかった。自粛要請についてそういうこともよく理解しながらやっているつもりだ」と話しました。
続いて公明党の高木陽介国対委員長は「会食ではない。打ち合わせの前に、それぞれ昼食を『黙食』でとった」と話し、あくまで昼食中は一切喋らず〝黙食〟をし、そのあとの打ち合わせで意見交換をしたと話します。
しかし、ネット上はこの説明に対し「幼稚園レベルの言い訳。これでは国民は政治家のいうことを聞かなくなる」と、批判的なコメントが相次いでいます。
自民党内では「懲りない面々と見られても仕方がない。菅首相の〝ステーキ会食〟の二の舞です」とあきらめムードでした。
菅首相は昨年12月に、二階氏を始め、芸能人やスポーツ界の大御所ら8人と、東京・銀座での高級ステーキハウスで会食を行い、問題となりました。
前出自民党関係者は「二階氏は早急に説明してもらいたい。このままでは無党派層の政治不信が募り、次の衆院選に影響が出る。勘弁してもらいたい」と話します。