手相占いといえば辻占いやアプリでおなじみの、手のひらを見て運勢などを診断する占いです。占いといえば中国などの海外から渡ってきたものが多いのですが、手相占いの起源はご存知ですか? 知っているようで知らない手相占いの秘密を解説します。
■キャバクラでブームに!?
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一説によると、手相占いの起源は古代インド。「人間の体には個人がたどる運命が刻まれている。手のひらのシワはその最たるものだ」という考えが生まれ、手相学に発展しました。手相についての最も古い記述は、バラモン教の聖典の「ヴェーダ」にあります。手のもつ神秘性について記述されているそうです。ヴェーダが編纂されたのは紀元前1000年ごろですから、手相には少なくとも3000年以上の歴史があるといえるでしょう。古代ギリシアの哲学者アリストテレスも著書に手相の読み方を書き残していたといいます。古代イスラエルのソロモン王は、なんと治世に手相を利用していたのだとか。現代の手相にある「ソロモンの環」という線は、ソロモン王の手にあったものと言われています。
さて、日本に渡ってきた手相は2種類あります。古代インドから中国へ伝わり、平安時代に日本にたどり着いた「中国式手相占い」。もう一つは古代インドから中近東を経て、ヨーロッパやアメリカに伝わったものです。宗教的な弾圧もあり、ヨーロッパで手相学が普及するには、手相占いの本である「手の言葉」が大ブームを起こすことになる19世紀を待たなければなりませんでした。「手の言葉」は、「西洋手相学」の基礎を発展させた「近代手相学」の元祖・キロの著書です。明治時代になると日本にもキロの思想が紹介されました。これにより、日本での手相占いの主流は中国式から西洋手相学に基づいたものになります。
こうして手相占いは日本に定着しましたが、現在のように誰でも生命線や頭脳線などの線を知っているほどのブームになったのはなぜでしょうか? 変わったところでは、手相占いの知識があれば自然な流れでキャバクラ嬢の手相を見られるため、手相占いはキャバクラで女性とお近づきになるためにブームになったのではという説もあります。真相は定かではありませんが、男女問わずスキンシップの一環としても手相占いは使えるかもしれませんね。
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■正確すぎる!? コンピューター手相占い
このように長い歴史を持つ手相占いですが、もし手相を見てもらうならどこで見てもらうのがよいのでしょうか? 手相占い師に見てもらうのが一番と言いたいところですが、意外とおすすめなのがコンピューター手相占い。というのも、手相に関する情報は膨大です。人の記憶には限りがありますが、機械に手をかざして読み取るようなコンピューターの場合、手相について数千とも言われるデータベースを持っているといいます。今では数を減らしてしまったコンピューター占いですが、手相にまつわるデータの多さは折り紙付き。もしお祭りや催し物などでコンピューター手相占いを見つけたら、試してみるのも一興かもしれません。
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■まとめ
手相占いについて、ちょっぴりディープなお話をしました。人間の手のひらには本当に運命が書かれているのでしょうか? 少なくとも近代手相学の元祖キロは、著名人の手相を占い結果を的中させたことで人気者になったといいます。占いが当たるかどうかはともかく、手相に関する雑学を披露すれば話のネタにはなるかもしれませんね。