定食店チェーンの大戸屋が業績が赤字に転落する見込みであることを2019年11月5日に発表しました。これに対し、ネット上では大戸屋を批判するような意見が相次いでいるのですが、その原因は以前に騒ぎとなった例の不適切動画投稿と、大戸屋側の男性差別にあるのでは?といわれています。
大戸屋が赤字に転落した要因とは
ここ数年、赤字が続いているという大戸屋。今回の発表によると、4~9月期の売上高見通しを、従来予想の130億円から123億円に下方修正。儲けを示す営業損益も、4,000万円の黒字予想から1億9,000万円の赤字になる見通しだと発表しました。このような赤字の理由については、複数の要因があるとされています。point 226 | 1
例の不適切動画投稿にサービス廃止の余波?
大戸屋が赤字に転落してしまったひとつの理由として、以前にアルバイト店員による不適切動画の投稿事件が挙げられます。この騒動により、大戸屋は一時休業をする事態に陥りました。その他にも還元率が良かったポイントカードの廃止、人気だった大戸屋ランチの廃止(その後復活)、一斉値上げ、秋の定番のサンマ焼き定食が記録的不漁で思うように提供できなかったなど、客側にとってはデメリットばかりの大戸屋側の施策に、客足が遠のいていったといわれています。point 290 | 1
赤字続きで男性客からブーイングが相次いでいるワケ
さらに、大戸屋といえばほんの数年前まで「おひとりさま」と呼ばれる女性客を呼び込むことに成功し、店をガラス張りにし、女性でも気軽に入れるように努める一方、1人で食事している所を見られないよう、2階や地下に店を構えるといった手法で、経営がうまくいっていたかと思いきや、その一方で男性客が遠のいてしまったといいます。point 234 | 1
このように、大戸屋では女性客を増やすべく健康志向のメニューを採用したものの、ガッツリ食べたいという男性客が離れていったほか、女性客は1人でもテーブル席に通すのにも関わらず、男性客の場合、大きな荷物を持ってても狭いカウンター席に通したりといった、女性客優先のサービスをしていたことで「男性差別だ」「男にとっては面白くない」と、男性客からブーイングの声が相次いでいるといいます。point 246 | 1
まとめ
このように、大戸屋の赤字転落の原因は、アルバイト店員の不適切動画投稿のみならず、多くの要因が絡んでいることが明らかになりましたが、1人では足を運びにくい女性客を味方につけたものはいいものの、固定の男性客が離れてしまうというリスクは予想していなかったのかもしれませんね。確かに男性客にしたら面白くはないかもしれませんが、来年からは男性客も取り戻せるよう対策をすることで、もしかすると黒字に転換するかもしれません。point 276 | 1
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