日本テレビの男性アナウンサーとして将来を期待されていた若手のホープ、上重聡アナウンサー。高校野球の名門校のエースとして甲子園でも大活躍し、「怪物」との投げ合いや友情も有名な身長180cmの爽やかスポーツマンということで周囲の期待は大きいものでした。高校球児だけに現在プロになっている野球関連の知り合いも多く、ゆくゆくはスポーツ番組などのメインMCなども見込んで採用された上重聡アナですが、ある騒動をきっかけに完全に「干され」てしまい、番組内では腫れもののような扱いになっています。いったい何をやらかしてこうなってしまったのでしょうか。
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事件の発端は2015年のこと、ひとつの週刊誌報道がきっかけです。その内容によると、「上重聡アナは番組の大手スポンサーでもある企業から、自宅タワーマンションを購入する際、1億7000万円を無利子で借りていた」というもの。一般人であってもあり得ない話ですが、テレビ局・放送局の社員である上重聡アナが特定の企業から個人的に利益を受けてしまうのはコンプライアンス上で大問題になります。
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ただ原稿を読むだけでなく、ニュースの扱いやコメントも操作できる以上は公平でなくてはならない報道の人間ですから、「ひいき」があってはいけないというわけです。また、その企業所有の高級車を借りて勝手に乗り回しているという報道もあり、まさに「ズブズブ」の癒着ぶりが露呈してしまいました。
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これに対して上重聡アナは謝罪し反論はしたものの、具体的にはお咎めなし。「じじい殺し」と呼ばれるほど目上の人間に取り入るのが上手い上重聡アナをかばう人間が上層部にいるという説や、あえて番組に出して「公開処刑」しているという説などさまざまですが、現在のところアナウンサー業は継続して行っています。
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とはいえ出演した番組へのクレームも多く、また番組内では口数も少なくなり「置物」となった上重聡アナに今後どのくらい需要があるかは疑問であり、すっかり落ちてしまったイメージのおかげで今後は裏方のほうに回されるのではという噂もあります。
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上重聡アナの払う代償はこれだけではなく、国税もこの件には興味を示しており、無利子で提供された1億7000万円が贈与と判断されれば多額の贈与税を支払わなければならない可能性も出てきます。高校球児、人気アナウンサーと陽の当たる場所を歩いてきた上重聡アナですが、認識の甘さは高い授業料を伴ってしまったようです。