近頃、問題視されている女性芸人への”容姿イジリ”。そんな中、「どこ見てんのよ!」の決め台詞で、2000年代初頭に大ブレイクを果たした青木さやかさんが、「文春オンライン」のインタビューで自身の苦悩と共に、容姿イジリについて言及していたようです。
これまで、顔や体型などをネタにし、芸人が笑いをとるための“定番の方法”のひとつと考えられていた”容姿イジリ”。しかし、最近は視聴者から厳しい批判を向けられることもあり、敬遠する動きもあるようです。
今年の4月8日には、お笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴さんがTwitterで「容姿に言及するネタを捨てること」を宣言し話題になっていました。また、今年の6月3日に解散したお笑いコンビ・アジアンの隅田美保さんは、ブログで「ブスいじりが嫌なんじゃなくて、ブスいじりのせいで結婚ができひんのが嫌なだけ!」と心境を綴っています。point 216 | 1
あと今度改めて詳しく書きますが、この数週間で容姿ネタに関してじっくり考える機会が何度かあって、私達は容姿に言及するネタを捨てることにしました!思いはまた書きます。エンタはそう決める前に収録したもので、さらに別番組で5月にもう一本そのようなネタが放送されますが、以降は作りません。
ADVERTISEMENT — 3時のヒロイン 福田麻貴 (@fukudamaki) April 8, 2021
青木さんがブレイクしだしたのは30代の頃だったそうで、その前まではライブに出れば「今からテレビに出ようと思ってるの? おばさん」って笑われたり「なんでお前、芸人なのにきれいにしてるんだよ」と容姿をいじられることが多かったそうです。
しかし、芸人である以上、いじられることは避けては通れない道。青木さんは傷つきながらも「ありがとうございます」と返していたんだとか。
また、いじられたところでどこにも愚痴れず、逆に愚痴ってしまうと「冗談通じないなコイツって思われる。でも、冗談通じないっていうことが私は売りだったわけで。冗談通じないっていうキャラクターだったのに、本当に冗談が通じないということになっちゃうと、もう降りるしかない。」と考えていたそうです。
芸人のあり方が変化していく中、今後は容姿いじりがさらに減っていくのではないでしょうか。