妊娠中である女優の石原さとみさんが、今年4月から始まるNHKの新番組『トリセツショー』で、生活情報番組のMCに初挑戦するそうです。
この番組は満島真之介さんが進行を務め、昨年に特番放送された『万物トリセツショー』をリニューアルしてレギュラー化されたものです。内容としては、身の回りのものであまり知られていない”情報”を深掘りして紹介するというものです。
トリセツショーは、落語家の立川志の輔の司会で27年間も続いて今月2日に終了した『ガッテン!』の後継番組という位置付けだそうです。NHKでは前田晃伸会長の方針で、劇的な改革が推し進められており、『ガッテン』の終了も、視聴者層の幅を広げることと、若返りを狙って石原さんを起用したのだとか
しかし石原さんは、一昨年に一般男性と結婚したばかり、さらに今春に第1子の出産を予定されています。新番組には「体調と相談しながら出演していく予定」と答えていましたが、妊娠中に新番組のMC就任が発表されるのは異例中の異例である事態と言えます。
番組側も、あくまで”ダメ元”で石原さんにオファーしたらOKが出たそうです。所属事務所としては、ここで石原さんの〝売り方〟を変えて、今後につなげようという狙いがあるのかもしれません。
デビュー以来、バリバリの俳優路線を走っていた石原さんだが、ここに来て「壁」に突き当たっているようです。
石原さん主演ドラマの『高嶺の花』(2018年放送・日本テレビ系)、『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(19年放送・TBS系)、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(20年放送・フジテレビ系)、『恋はDeepに』(21年放送・日本テレビ系)が、すべて視聴率は低迷。すっかり〝低視聴率女王〟のレッテルが貼られてしまいました。
このままでは、出産後に女優として復帰したとしてもオファーが全く来なくなる恐れが考えられます。
もはや事務所は主演作しか受けなくなっており今さら脇役というわけにもいかないので、そこで”ギャラは安くても宣伝効果が絶大なNHK”で、しばらく顔を売っておいて次回作につなげようという戦略がとられていると予想できます。
さらに出産後はドラマのように拘束時間の長い現場よりも収録時間が決まっている週1の情報番組なら、育児との両立も難しくないという判断もあったとされています。
今後はママタレとしても石原さんの仕事が増えそうですね。
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