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佐藤蛾次郎さん、自宅で死去…「男はつらいよ」シリーズで活躍した俳優の訃報に哀しみの声「残念すぎる」「寂しくなりました」


人気映画「男はつらいよ」シリーズにも出演した俳優の佐藤蛾次郎さんが、今月10日、東京都世田谷区の自宅で亡くなっていたことがわかりました。78歳でした。所属事務所によると、死因は虚血性心不全とみられるということです。警視庁は、10日午前10時すぎ、東京 世田谷区の住宅の浴室で、この家に住む俳優の佐藤蛾次郎さんが風呂につかった状態で動かなくなっているのを、訪れた親族が発見したということです。

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遺体に目立った傷などはなく、その場で死亡が確認されたということです。所属事務所の関係者によりますと、死因は虚血性心不全とみられるということです。佐藤さんは1人暮らしで、様子をうかがいに家族が頻繁に自宅を訪れていて、風呂場で見つかった前の日も、昼前に長男が訪れていたそうです。

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事務所関係者によりますと、佐藤さんは、俳優だった妻が6年前に亡くなってから自宅で1人暮らしをしていたということです。
ここ数年は自宅で転んだことで腰を痛め、つえをついて生活していたことから、最近は仕事も減らしていたということです。一方で、近くに住む長男が頻繁に自宅を訪れ、様子をうかがっていたほか、友人たちとは連絡を取り合っていたということです。point 228 | 1

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事務所の関係者は「少し不器用なところもあったが、家族思いで多くの友達にも囲まれていました。亡くなってしまったのが残念です」と話していました。

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映画「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督は「50年以上昔、大阪で、ある作品のオーディションを行った時、時間に遅れてニヤニヤ笑いながら現れた彼の強烈な印象はいまだに忘れられない。渥美清が仁王様、その足に踏んづけられている天邪鬼が佐藤蛾次郎。このコンビ無くして、寅さんシリーズは成り立たなかっただろう。典型を生み出すという、大きな仕事を、彼は小柄な身体、ユニークな表情、愛嬌のあるガラガラ声で表現してくれた。『男はつらいよ』シリーズを支えたレギュラーメンバーがまた一人減って、寂しくなりました」としています。point 309 | 1

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また、寅さんの妹、さくら役の倍賞千恵子さんは「ガジさんとは、よくお電話で近況や昔話をしていましたね。今日は葛飾に出かけるので、久しぶりにお電話でもしてみようとしていたときに知らせを聞き、とても驚いています。残念でなりません。私がガジさんに初めてお会いしたのは、映画『白昼堂々』のときで、その時から面白い人だなと思っていました。まさか『寅さん』でこんなに長くお仕事ができるとは思ってもいませんでした。ガジさんが怪我をして映画に出られなかったとき、渥美さんとお見舞いに行ったら『えへへ』と笑って言い訳をしていた姿が懐かしいです。とっても優しく愛妻家だったガジさん、もう奥様に会えましたか?」とコメントしています。point 360 | 1

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