大人気連載中の漫画『進撃の巨人』はアニメ化もされその迫力ある映像は子供から大人まで魅了しています。進撃の巨人では、恐ろしい巨人が支配する世界の中で個性豊かなキャラクターが様々な事情を抱えながら戦う姿が描かれており、非現実的な世界観でありながらも現実の世界でもあり得そうなリアリティを兼ね備えています。
写真:matome.naver.jp
一番人気のリヴァイ兵長はもちろん、主人公のエレンを始め同期である104期生たち、エルヴィン団長、調査兵団の仲間たちなど数多くのキャラクターが壮大な物語を彩っています。その中で主人公のエレンを差し置き最初の頃に一際目立つ行動をしていたのが同期であるサシャ・ブラウスです。訓練兵時代は鬼教官と恐れられるキースの前でとつぜんじゃがいもを食べ始め、その場にいた全員を凍りつかせるということ伝説を残しています。
写真:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
そこからサシャの食いしん坊ぶりは常に発揮されており、空気を読まずに食料庫からこっそり肉の塊を持ち出して来たり、食事の時間には人一倍早く食べ終えて他人の食料まで奪おうとする食欲の塊のような人物として描かれています。サシャは狩猟民族として生まれたため、食料は自分で狩る習慣がありこのように食料に対する執着心が強いのだと思われます。
写真:angryanimebitches.com
普段は同期のコニーと一緒でおバカキャラとして愛されているサシャですが、狩猟民族出身ということで弓の扱いは一流です。立体機動装置を持たない丸腰の状態で、放置されていた弓矢のみで巨人と戦ったり敵を仕留める姿も描かれており仲間にもその腕前は認められ信頼されているようです。
写真:twitter.com
しかし進撃の巨人では苦楽を共にした仲間の中から裏切り者が出て来るという展開があります。そのためその疑惑はサシャにも向けられていました。もしかしたらスパイなのではと疑ってしまうような描写もいくつかあったため、読者や視聴者の間でも一時期話題となっていたようです。ただ進撃の巨人には物語の展開の中で色々なことをにおわせる伏線が何箇所もあり、疑いの目がサシャに向けられてしまうのも仕方がないのかもしれません。
写真:burusa.blog.so-net.ne.jp
それでもあの何とも言えないおバカなキャラクターはシリアスになりがちな進撃の巨人の世界を和ませる貴重な存在であると言えます。最近の展開上サシャがスパイだという疑惑はほとんど晴れていますが、何が起こるか分からないのも事実です。個人的にはいつまでもコニーと一緒になって笑わせてくれる存在であって欲しいと願っています。