日テレ女子アナ内定取り消し騒動を憶えている方もいるはずです。
女子アナと言えば女性が憧れる職業の一つですが、その反面競争率が1000倍以上といわれる狭き門です。憧れの女子アナになれる直前で、あることを理由に内定を取り消されてしまい世間の注目を集めた騒動でした。
一体なぜ日テレは内定取り消しという判断を行ったのでしょうか。そして内定を取り消された側はどのように対処したのでしょうか。
ここでは、日テレ女子アナ内定取り消し騒ぎの流れを見ていきましょう。
日テレ女子アナ内定取り消し騒動の流れ 内定取り消しまで
写真：テレビっ子世に憚る
それは2013年の出来事でした。
2013年9月、当時東洋英和女学院大学3年生であった笹崎里菜さんは、事実上の採用試験である日テレのアナウンス体験セミナーに参加します。
ミス東洋英和女学院に輝いたほどのルックスとスタイルを持つ笹崎里菜さんは、負けず嫌いで素直な性格も評価され、内定を受け取るのでした。
しかし笹崎里菜にはある不安がありました。それは母の知り合い筋の小さなクラブで短期間ホステスのアルバイトをしていたことがあるのです。
入社後、週刊誌にその事実が漏れ伝わって迷惑をかけるかもしれないと思ったのでしょう。笹崎里菜さんは、2014年3月に日テレ人事部に事実を伝えますが「問題ない」という返事があったため安心していました。
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写真：気になる話題を思うままに！ – So-netpoint 79 | 1
しかし翌月になると日テレから内定辞退を求められます。その理由は「ホステス経験のある笹崎里菜さんは、アナウンサーに求められる清廉性にふさわしくない」でした。
笹崎里菜さんは内定辞退要請を断りますが、5月には日テレから内定取り消し通知が送られてきたのです。
笹崎里菜さんは東京地裁に民事訴訟しますが、訴訟までに5ヶ月ほどかかっており、かなり悩んだものと考えられます。訴訟となるとマスコミが取り上げるのは分かりきっていますし、入社できてもその後どうなるのかわからないという不安があったはずです。point 321 | 1
民事訴訟から和解し日テレ入社
写真：芸能ゴシップまとめ
2014年10月9日、笹崎里菜さんは日テレを相手取り訴訟を起こします。
女子アナという夢をあと一歩であることや、ホステスの件を伝えていたのに今になって内定取り消しはおかしい！と考えたとしても当然ですよね。
訴訟事由は「ホステスが精錬性に欠けるというのは職業に不当な帰線の別を見る驚くべき主張」というものでした。
これを察知したマスコミはあこがれの職業女子アナにまつわる内定取り消し騒動を面白おかしく取り上げたことから世間でも注目を集めました。
2014年12月26日になると日テレ側と笹崎里菜寒川弁護士の間で和解協議がはじまります。
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写真：JONNYpoint 58 | 1
2015年1月8日、東京地裁は笹崎里菜の女子アナとして入社を認めるよう和解勧告を出し、日テレはそれを受け入れました。
また和解勧告には、次の文言もありました。それは今回の訴訟が不平等を受けない、不平等が発生した際は担当部署に訴えれば改善措置が取られることなどでした。この措置は、入社後の笹崎里菜の待遇に対して差別的な扱いが行われないようにしたものです。
また訴訟からわずか3ヶ月で和解案を出したのは、本来予定されていた2015年4月の入社に合わせたものと考えられています。
2015年4月1日、日テレに入社した笹崎里菜さんは女子アナとしてテレビに出演されています。point 337 | 1
まとめ
写真：matome.naver.jp
日テレ女子アナ内定取り消し騒動の流れを見てきました。
笹崎里菜さんは、その美貌やスタイルなど女子アナにうってつけの逸材でしたが、ホステスバイトの経験があったことを伝えたため内定を取り消しされてしまいます。
結果だけを見れば、互いに傷を負っただけなのでやりきれいない気持ちになってしまいますね。
笹崎里菜さんは、バラエティー番組の進行アシスタント、報道番組のキャスターや天気担当などで登場されています。今後の活躍に期待ですね。point 286 | 1