今年3月に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で
日本代表を率い3大会ぶりの優勝に導いた栗山英樹監督が
任期満了に伴い退任する方向で調整に入ったことがわかりました。
栗山監督は2021年12月に就任し
1年6ヶ月という短期間で多大な功績を残しました。
特に、師弟関係にある大谷翔平の招集や
日系人初となるヌートバーを招集するなど
これまでの監督とは一線を画する采配で3大会ぶりの優勝に貢献にしました。
これを受けて、次期監督の選定作業へと入っていく侍ジャパン強化委員会ですが、
後継者にはイチローや松井秀喜らが候補にあがると見られています。
さらにはホワイトソックスでも活躍した前ロッテ監督の井口資仁や、
ソフトバンクを5度日本一へ導いた工藤公康、
04年アテネ五輪に出場した前巨人監督の高橋由伸らも候補に挙がっているものと見られています。
次回のWBCは26年に行われます。
鍵となるのは、メジャーで現在活躍している選手とこれから挑戦する選手らの起用です。
今大会は左脇腹痛で辞退したカブス・鈴木や
移籍1年目で出場しなかったメッツ・千賀をはじめ、
ヤクルト・村上が26年からのメジャー挑戦を容認されている他、
投手陣のオリックス・山本、DeNA・今永らが今後大リーグ移籍を目指しているとも言われています。
こうした選手層が分厚くなることをうけ、
指揮官も国際大会やメジャー経験の豊富な人選が必要になってくるものと見られます。
新監督の初陣は今年11月に東京ドームで開催される「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」を予定しています。
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