魚の中でも鮭は比較的様々な料理に使いやすい食材です。塩焼きやお茶漬けにするのも美味しいですが、他の料理にも活用できます。
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例えば鮭の味はクリームソースとよく合うのでクリームスパゲティという料理もあります。まずは鮭の皮と骨を取り除いて4等分から5等分に切っておきます。玉ねぎやブロッコリーなどクリームソースに合う野菜も小さく切って、ソースが絡みやすいようにします。クリームソースを使用しているのでホワイトシチューやグラタンなどに入れる野菜であれば、基本的には何でもOKです。
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鍋に少量の油を熱してから玉ねぎを炒めます。この時に長めに炒めておくと甘みが出ますが、ホワイトソースに色が付きやすくなるので柔らかくなる程度でも十分です。しんなりとしてきたら火を止めて薄力粉を振りまいて絡ませます。玉ねぎの水分で薄力粉を溶かしていくイメージです。粉っぽくなくなるまでは具や調味料を入れないのがポイントです。薄力粉を入れた後は牛乳400cc、水400cc、コンソメ大さじ1.
5、多少の塩と胡椒を入れていきます。調味料の量は何人分用意するかに応じて変化をさせることができます。牛乳と水の量を同じにして、コンソメは味見をしながら調節することができます。後は鮭と残りの野菜とパスタを入れて加熱していきます。時々かき混ぜる程度でパスタがくっつかないようにすることがポイントです。出来上がりかどうかの判断はパスタの柔らかさで判断します。パスタが柔らかくなったら完成です。チーズをかけて焼くことでグラタンにすることもできます。この料理では無塩の鮭を使用するのがおすすめです。塩鮭の場合は事前に塩を落としておき、塩と胡椒の量を調整することで上手く仕上がります。応用すればピザを作ることも可能です。
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鮭の定番料理の1つがムニエルです。ムニエルを作る際には鮭の水気をキッチンパーパーなどでよく拭き取っておきます。その後、塩や胡椒をふりかけて揉み込みます。この時にお好みでレモンをかける方法もあります。フライパンを熱し、オリーブオイルかサラダ油を引きます。その後、鮭に小麦粉を纏わせてから焼いていきます。中火で両面に焼き色が付いたら蓋をして蒸し焼きにします。最後にバターを入れてカリッと焼いたら完成です。お好みに合わせてタルタルソースなどを付けて食べます。
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パイシートがあれば簡単にサーモンのパイ包み焼きを作ることができます。パイシートにトラウトサーモンを乗せて、マスタードとマヨネーズを塗っていきます。トラウトサーモンではなく、一般的な鮭でも作ることができますが、その際には火がしっかりと通るかを確認しておきます。上からもう一枚パイシートを重ねます。四方をつまみながら折り曲げて、上部には切り込みを入れておくとはみ出にくくなります。パイシートを卵と水を混ぜたもので塗っておくと照りが出て美味しそうに見えます。焼きあがったらパイをカットして、お皿に盛り付けたら完成です。お好みで様々な野菜をつければさらに味わいが増します。
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鮭フレークを自作することも可能です。鍋に皮を剥いた鮭とダシ、酒、みりん、塩を入れて弱火で加熱します。加熱している最中には鮭を潰して混ぜておきます。骨が出てきたらその都度取り除きます。水分が飛んだら後は白ごまをかけて完成です。自作の鮭フレークの利点はオリジナルの味を追加できることにあります。例えばポン酢を入れてみたり、すりゴマを加えてみたりすることもできます。市販のものほどは長持ちしないので保存する際には注意が必要です。塩鮭を使用することもできますが、その場合は加える塩と胡椒の量を減らしておく必要があります。事前に水でよく洗って塩抜きをするという方法もあります。