人々を震撼させた酒鬼薔薇事件。元少年Aはどうしてこんな事件を起こしてしまったのか。そして事件後の展開や元少年Aの本名が何なのか。そしてどんな少年だったのか。気になることについて色々とまとめてみました。
元少年Aの本名は東慎一郎。どんな少年だったのか。
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酒鬼薔薇事件の犯人である酒鬼薔薇聖斗の本名が2015年9月14日に発売された『週刊ポスト』にて公開されました。その本名は『東慎一郎』とのことです。しかし、その後、酒鬼薔薇聖斗は改名したという話もあります。そこで浮上したのが『西岡真』という名前なのですが、これはガセの可能性が高いようです。そして2017年現在、酒鬼薔薇聖斗の本名を確定できる情報はありません。つまり今活動してる名前は不明という事ですね。ちなみに、元少年Aの過去はというと、小学校6年生ぐらいから異常な行動をするようになったといわれています。たとえば図工の工作で人間の脳を作ってみたり、同級生に暴行を仕掛けたりなどです。そういった性格に矯正をかければ、あの悲惨な事件は起こらずに済んだのでしょうか。これは当事者にしか分かりませんね。
酒鬼薔薇事件とはどんな事件なのか?
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酒鬼薔薇事件とは『神戸連続児童殺傷事件』の別称で、1997年に兵庫県神戸市須磨区で起きた狂気的な事件になります。概要を話しますと、この事件では数か月間にわたって主に3つの事件を起こし、様々な小学生に被害を与えました。被害を受けた小学生のうち3名が重軽傷、そして2名が死亡しています。事件が発覚したのは1997年5月27日にある中学校正門に『切られた男子の生首』に『酒鬼薔薇聖斗』という名前が刻まれていたこと。それからメディアに出された本人からの『犯行声明文』によって犯人が判明していきました。当時、その事件の犯人が14歳の中学生であったことから、マスコミは大々的に報道。今もなお、過去の悲惨な事件として語り継がれるようになっていったのです。
事件の動機と判決について
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そもそもこの事件はなぜ起きてしまったのでしょうか。兵庫県警察の聞き込み調査の結果、元少年Aは元々『動物虐待行為』を行っていたようで、そういった殺傷に快楽を感じていたと判明します。最初はナメクジといった虫を殺すだけで満足していたようですが、慣れていくうちに満足できなくなり。そして殺傷の対象が次第に大きくなり、猫などの哺乳類、最終的には人間へと対象が移ったと言われています。また、元少年Aの部屋にはホラービデオが多く存在してあったようで、それが原因とも言われるようになりました。その事について周りからは「ホラービデオを規制するべき」と言われるようになりましたが、確定的な因果関係は無いため、規制されることにはなりませんでした。
更生後、現在は何をしているのか
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更生後の酒鬼薔薇聖斗はひっそりと暮らすと思われていましたが、実際は全くの逆で、自らメディアに出るようになっていきました。まず2015年6月に手記『絶歌神戸連続児童殺傷事件』を太田出版から出しました。本来、幻冬舎から出す予定だったのですが、社長がそれを拒否し、代わりに太田出版から出るようになったそうです。その後、出版だけでは収まらず、自ら『元少年A』を名乗るHPが2015年9月ごろに開設されました。なぜ判明したのかというと、実はそのHPを『週刊文春』が告知したのです。そのHPでは有料メルマガで当時の心情を綴っています。こういった行動に対して、周りからは「更生してない」といった批判の声が多く挙がりました。その後目立った活動をしていませんが、もしかしたらまた何か行動を起こすかもしれません。
まとめ
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悲惨な事件である酒鬼薔薇事件の概要をお伝えしていきましたが、どう感じ取ったでしょうか。とりあえず、こういった事件が二度と起こらないよう願うばかりです。