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みんなブレイク!セーラー服と機関銃の実写版、歴代主人公の女優!


「セーラ-服と機関銃」は、赤川次郎によるベストセラー小説。原作が書かれたのは、1978年のこと。当時既に、赤川次郎はベストセラー作家ではありましたが、この小説を基にして映画化が決定。映画が公開されたのは、1981年の12月でした。その頃、日本映画界を席巻していた角川映画による大規模な宣伝と、人気女優でもあった薬師丸ひろ子を主演に迎えたことで映画は大ヒットになります。

 


写真:pinterest.com

薬師丸ひろ子は、「野性の証明」でデビュー後、「翔んだカップル」「ねらわれた学園」に主演し、順調にキャリアを伸ばしていました。また人気も上々ではありました。が、もしも「セーラ-服と機関銃」が無ければ、果たして後の大女優としての未来はどこまで花開いたのか、心許ない感じもあります。このとき薬師丸ひろ子は、主題歌も歌いましたが、これも大ヒット。人気は確かにありましたが、ここまでのヒットはおそらく誰も予想出来なかったでしょう。当時はアイドル歌手全盛の時代ですが、その中にあって彼女の歌は非常にプリミティブな魅力にあふれ、他のアイドルとは全く違う雰囲気をまとっていました。あのとき、あのタイミングで映画に主演し、歌を歌ったことが人生を変えたという点で、まさに時代に選ばれた女優だったのです。point 413 | 1

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写真:nailsweet.jugem.jp

現在の薬師丸ひろ子は、映画やドラマをきっちりと締めるポジションにいますが、その佇まいは、ザ・女優と呼ぶに相応しいものがあります。歌声も変わらず美しい。当時を知る人たちにとっては、永遠のアイドルとなっていくことでしょう。

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写真:entertainment-topics.jp

この映画の大ヒットに気を良くして、テレビドラマ化が決定。その主演に迎えられたのが、原田知世でした。彼女は、東映と角川映画によるオーディションで特別賞を受けましたが、このドラマはその三か月後に放送が開始されています。演技は拙く、表情も固く、主題歌も歌いましたが、このデビュー時の印象は決して順風満帆ではありませんでした。しかし、そのか細く儚げな姿はとても印象的でした。同じ原作を題材としながらも、主人公の星泉のイメージを映画とはまた違ったものにさせたという点で、やはり彼女のパーソナリティの際立ったものを感じさせたのです。そして彼女のキャラクターイメージは、1983年の「時をかける少女」で華麗に輝くことになるのです。point 390 | 1

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写真:pinterest.co.uk

時代は現代に近づき、2006年に再びドラマ化。主演は長澤まさみ、当時19歳。4人の女優の中では一番高い年齢で、星泉を演じています。勿論、既に彼女は人気女優でした。が、「セーラー服と機関銃」というタイトルは、伝説のビッグタイトルとして周知されていました。それに彼女が主演するということの意味は、新人発掘ではなく、逆にスターであるからこそ出演するのだ、ということを証明するものになっています。スターゆえに、この企画がありオファーがあったのです。そして彼女もまた主題歌を、星泉名義でリリース。長澤まさみのディスコグラフィは、この一作のみ。厳密にはゴジラシリーズでモスラの歌も歌っていますが、あれはまた特殊な扱いとなるので、ここでは割愛。少し甘ったるい歌声は、どこかセクシーでもあり、大人の女優への変化を感じさせました。point 430 | 1

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写真:crank-in.net

そして1000年に一度の逸材として登場した、橋本環奈へと世界は繋がっていきます。こちらは、実は原作の続編を映画化したもので、これまでの三作品とは少々趣は変わるものの、やはりここでも輝く逸材ゆえに与えられた題材であることが判ります。スターゆえの、星泉役なのです。

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写真:japantimes.co.jp

ここまでくると、昔ヒットしたから、有名だから、またきっと受けるだろうという単純な理由だけで、何度も作られているのではないことがはっきりします。親に死なれ、孤独になった少女が、仲間を得て新たな人生を知り大人への階段を上っていく。星泉というキャラクターそのものが、不安的な時期の少女たちを輝かせる題材だということ。そして事実、演じた女優たちは、それを糧として更なる上昇を目指し、果たしたということ。「セーラー服と機関銃」は、そんな魅力を秘めているのです。point 300 | 1

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