俳優・佐藤流司が 主演し、『忍者ハットリくん』や『怪物くん』などで知られる藤子不二雄A氏原作のブラックユーモア漫画『笑ゥせぇるすまん』が初めて舞台化されることが 発表されました。“スタイリッシュ”な喪黒福造が 演じられることになりそうですが…。
深夜アニメにもかかわらず 世代を超えて人気に？
同作は 1968年に読み切り作品『黒イせぇるすまん』として誕生し、その後、連載が開始されました。藤子作品では珍しい 青年漫画の連載作品で 比較的マイナーな作品であったが、1989年に『笑ゥせぇるすまん』として 一話完結のオムニバス形式でテレビアニメ化されました。主人公・喪黒福造の不気味なキャラクターと、決めぜりふ「ドーーン!!」が話題となり、深夜アニメにもかかわらず 世代を超えて人気となりました。
佐藤さんは ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズの加州清光役、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』 うちはサスケ役など、俳優としてさまざまな舞台をはじめ、ドラマや映画などでも活躍中。
演出は、ダンス・カンパニーコンドルズの旗揚げメンバーであり、學蘭歌劇『帝一の國』シリーズや、舞台『パタリロ！』シリーズなど、2.5次元ミュージカルでも 独特のセンスで 笑いを追求する 小林顕作氏が手掛けるという。
東京・品川プリンスホテル ステラボールで 4月23日～5月3日まで、兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで 5月7日～5月10日まで上演される予定だそうです。
“スタイリッシュ”な方向性は、喪黒福造と逆のイメージ？
今回の子の発表に対しても多くのコメントが良せられましたが…
「 喪黒福造が不気味で、かつ一筋縄でいかないキャラクターだけに、イケメンの俳優が演じることについて、異論が出るのは仕方ありません。とは言え、舞台をやってみたら予想以上の不気味さや意外性を演出することができる可能性もあるので、現段階では何ともいえません。ただ記事中にあるような“スタイリッシュ”な方向性だと、喪黒福造と逆のイメージになります。舞台は舞台、マンガはマンガで別作品と割り切ることは重要ですが、それにしても予想外すぎます。ギャップを狙ったのかもしれませんが…。」 と、サブカル専門ライターの河村鳴紘さんをはじめとして、様々なコメントが 続きます。point 337 | 1
「スタイリッシュにする意味が分からん。キャラ設定変えすぎでしょ？原作に失礼過ぎるんだが中肉中背のぽっちゃり笑顔が気持ち悪い不気味さが喪黒じゃん。イケメンで細身にしたらただの若い変質者でしかない」
「 主役さん若くない？やるとしても貫禄がないと喪黒さんにはならない。できて古田新太とかじゃないかな？」
「 いやいやいやいや！スタイリッシュな喪黒福蔵なんか誰も求めてないだろ！昔は確か伊東四朗さんが演じたことがあるな。あれくらいの凄みとコミカルさと存在感が必要。若いあんちゃんが頑張っても無理だって。だいたい、藤子不二雄A先生側には承諾を得たのか？」
等など、主役に抜擢された佐藤流司さんに対する違和感を訴えるコメントが多く寄せられてしまったのでした…。
懐かしの 伊東四朗さんが演じたバージョンの一場面と 昨年、佐藤流司さんも出演された 11月の ライブ・スペクタクル『「NARUTO-ナルト-」～暁の調べ～』東京初日会見・公開ゲネプロの様子もご覧ください！