ペダルをこがずに走行ができるというペダル付き原動機付き自転車(通称・モペット)と呼ばれる電動自転車を運転中、
男性に衝突し、重傷を負わせて逃げたとして、大阪府警は11月2日、
大阪市鶴見区、調理師の男性・国政翔大容疑者(26)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕したと発表しました。
国政容疑者が乗っていた「モペット」とは電気やガソリンで動く原動機が付いており、
国内の法令上は「原付きバイク」に分類されているということです。
電動アシスト自転車と外見は似ていることでも知られていますが、
ペダルをこがなくてもスロットルを回して進むということで、
公道での運転には運転免許や自賠責保険への加入、ヘルメットの着用とともに、
ナンバープレートやバックミラー、ブレーキランプなどの取り付けも必要になります。
交通捜査課の発表によりますと、国政容疑者は11月10日正午頃、
同市中央区の府道を通勤のため電動自転車で走行中、
横断していた同区の男性(56)に衝突し、右足首を骨折する全治2か月の重傷を負わせ、逃走した疑いがもたれています。
前述したとおり、「モペット」は公道を走る際には、
免許を所持していることはもちろん、ナンバーや方向指示器を付ける必要があるが、
逮捕された国政容疑者は付けていなかったということで、
「公道を走れないのを知っていたので、怖くなって逃げた」と供述しており、
警察の調べに対しても容疑を認めているとのことです。
大阪府警は今後、道交法違反(整備不良)容疑でも調べると発表しています。
現在、モペットはインターネット通販などで購入可能ではありますが、
違法走行が各地で相次いでおり、府警は取り締まりを強化するとのことです。
これら一連の報道にネット上からはこんな意見が寄せられています。
「こういう場合は売っている側も摘発するべき。
元から断たなきゃダメでは?
勿論、大阪府警は、いつものように大失態。事故が起きる前に、取り締まるべきでした。」
「最近は良く見る。アシストに比べて音が大きいからすぐにわかる。買う方も通販だと思うが、サイトには日本の公道では乗れないと書いている所もあるが販売をする方にも罰則をしなければ後はたたない。」
「このニュース、大きく報じてほしい。
そして、電動アシスト自転車を電動自転車と表現することを止めてほしい。
メディアは「ものづくり大国 日本」とか言うけれど、そのものづくりを尊重しない。だから、”アシスト”を省略して平気にしていられるのだ。不愉快だ。」
などのコメントが寄せられていました。