次回予告がネタバレすぎるアニメとして代表的なのが、遊戯王です。遊戯王は初代から人気シリーズであり、後続作品のデュエルモンスターズGX、ZEXALなども好調に視聴率をあげていました。最新作品として遊戯王VRAINSが2017年5月10日から放送中です。遊戯王を有名にした原因の1つが、次回予告のネタバレです。大手掲示板などでは今でもアニメの次回予告でネタバレがあると、遊戯王を過去の代表的な例としてあげる人が多いです。
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◼︎遊戯王の次回予告のネタバレとして代表的なもの
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遊戯王の次回予告のネタバレで最も有名なのは、「城之内死す」です。このネタバレでは、タイトルが城之内が死ぬという内容のネタバレとなっていますが、実は予告のナレーションでもたくさんのネタバレをしていました。その内容とは、「ラーの翼神竜の特殊能力で、ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われる」「お願い!死なないで城之内!」「ライフはまだ残ってる!」というナレーションの流れから、「城之内死す」というタイトルへ続いたために、爆笑が起こったようでした。
遊戯王デュエルモンスターズにおける次回予告は、杏子の私見、タイトルコール、「デュエルスタンバイ!」という締めの言葉という3つの段階をふみます。タイトルだけではなく、杏子の私見でもネタバレが含まれているということがポイントとなっています。「城之内死す」のほかには、「男の花道 本田玉砕」「盗賊王バクラの最期」「海馬散る!無敵のトゥーンワールド」なども有名です。タイトルを見ただけで結果がわかってしまうので、壮大なネタバレとして記憶にきざまれてしまうようです。
このネタバレ次回予告は遊戯王というアニメを人気にした要素の1つでしたが、どうやら当時のスタッフはわざとやっていたわけではなかったようです。むしろ、スタッフのだれもこのことに気づいていなかったという噂もあります。point 574 | 1
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◼︎後続作品でもネタバレがあった?
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現在放送中のアニメ、遊戯王VRAINSでもネタバレがあるようです。それは、第27話「闘う男、島直樹」です。「城之内死す」を思い起こさせる演出であるとTwitterなどで話題になっています。
なぜこのアニメではこれほどネタバレをしているのかということに関して、考察サイトを立ち上げている人もいます。遊戯王というアニメは、勝ち負けはたいした問題ではなく、大切なのは勝ち方、負け方であるという意見があります。どのように戦ったかということが大切なので、結果はあっさりと次回予告でばらしてしまっているということです。
ちなみに、「城之内死す!」というタイトルの話では、正確に言うと城之内はまだ死にません。瀕死の状態にはなります。本当に死んだわけではないので、後になって面白おかしく話題にできるのかもしれません。城之内が最終的にどうなるのかは、もう少しあとの話で明らかになります。瀕死の状態になって病院へ運ばれてしまうので、本当に死んでしまうかもしれないと心配をした視聴者もいたようでした。
なお、後続作品の遊戯王ARC-Vでは、「バレット死す」という次回予告が出て、再び「城之内死す!」が話題になりました。遊戯王アニメではもはやネタバレが1つの娯楽となっているという意見もあります。もはやおなじみとなっているので、今後もこのような次回予告は繰り返されていくのではないでしょうか。point 606 | 1
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◼︎まとめ
遊戯王アニメを有名にした1つの要素に、次回予告があげられます。次回予告では次回の内容が完結に語られていますが、デュエルの結果もあっさりとばらしてしまっていることが多く、視聴者の印象に残っているようです。遊戯王デュエルモンスターズは2000年から2004年にかけて放送されたものでしたが、未だに次回予告で内容がばらされているアニメとして話題にあがることがあります。本来ならマイナスになるはずの要素をプラスに変えたアニメと言えるでしょう。point 285 | 1