過去にmステに出演した際の演奏が放送事故として語られている「凛として時雨」。いったいどんな放送事故なのか。また、なぜそうなったのでしょうか。プロフィールとともに紹介します。
■凛として時雨・プロフィール
TK
本名:北嶋 徹
生年月日:1982年12月23日
担当:ボーカル ギター
345
本名:中村 美代子
生年月日:1983年4月1日生
担当:ボーカル ベース
ピエール中野
本名:中野 正敏(なかの まさとし)
生年月日:1980年7月18日
担当:ドラム
凛として時雨はTKと345とピエール中野によるスリーピースバンドです。2002年に埼玉で結成されています。男女ツインボーカルであることがこのバンドの特徴です。
■2012年のmステ出演時の放送事故?
2012年12月21日に放送されたmステで事件は起こりました。この放送は、「ミュージックステーションスペシャル スーパーライブ2012」と題して、豪華アーティストと共に凛として時雨が初出演をしています。
この時の演奏された曲は、3rdシングルである「abnormalize」です。この曲はテレビアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の主題歌として、ファンならずとも知名度の高い曲です。その曲を生で演奏するということで注目も集まっていたようです。
ところが、実際に演奏した後のネット上では、様々な悪評が挙げられていたのです。「頭が痛くなる」「歌詞通りに聴こえない」「良さが全く分からない」「高音すぎて耳障り」といったことばかりで、あまりよいパフォーマンスではなかったようなのです。この放送では、マイクトラブルのようなこともあり、TKの声だけが聞こえ、345の声がよく聞こえなかったというものです。そうなると、せっかくのツインボーカルの良さは全くなくなってしまいますよね。
こういった経緯があって「放送事故」扱いとなっているのです。実際に生の場合は、リハーサルと違うことも起こることがありますから、しっかり演奏していた彼らには責任はないのかもしれませんけれど。また、初出演ということもあり緊張もあったのかもしれませんね。
■2015年にmステに再登場
2015年1月23日のmステに凛として時雨が再度出演しました。この時の曲は、5thシングルの「Who What Who What」です。この曲は劇場版「PSYCHO-PASS」の主題歌ということで、ファンの中では前回のmステのことが頭をよぎったのではないでしょうか。
ですが、この回の放送は前回とは全く違っています。演奏を開始すると、そこから数十分の間に1万5千件を超えるツイートがあったそうです。しかも、今回は「圧倒された」「カッコいい」といった評価をするコメントが多かったのです。
ですが、「歌詞が表示されない」といったトラブルもあったようですが、イスラム国を連想させるような歌詞を、局がわざと出さなかったという噂もあるようです。
■2012年と2015年の違い
まず、3年の月日が経っているため、バンドとしてのクォリティが向上していると言えます。実際に歌唱力などもアップしているのではないでしょうか。また、演奏した曲が違いますよね。前回の曲はあまりライブ向けではない曲だったとのことです。前回はマイクトラブルがあったが、今回はマイクトラブルがなく、ツインボーカルの声が同じくらいのレベルで聞こえていたということです。前回はマイクのセッティングを失敗していたのかもしれませんね。
■まとめ
mステのような生番組の場合、ちょっとした手違いで放送事故のようなことになってしまいがちです。しっかりリハをやっていても、複数のアーティストが入れ替わりですから、余程しっかりしていなければ、放送事故のようになってしまうのかも。しっかりとパフォーマンスを楽しむには、ライブに足を運ぶのが一番かもしれませんね。