大杉漣急死
今月21日、俳優の大杉漣さんが死去しました。
年齢は66歳でした。
大杉漣さんは20日に千葉県内でドラマの撮影を行っていました。
撮影後に不調を訴えたため、病院に行きましたが、21日の午前3時53分に急性心不全のため死亡しました。
葬儀は本人や家族の意向により、親族のみで行う予定です。
またお別れの会は詳細が決まり次第、発表されるとのことです。
大杉漣さん
大杉漣さんのプロフィールです。
1951年生まれ(66歳)
出身地は徳島県
1973年から舞台の世界へと飛び込みます。
1980年代にはピンク映画を中心に活動していました。
1993年に北野武監督「ソナチネ」のオーディションに合格し出演。
これがきっかけで40代になってやっと俳優として世間に知られるようになりました。
その後、様々な役柄に挑戦し、300の顔を持つ男として有名になりました。
名脇役として日本中から愛される俳優となったのです。
長男のコメント
大杉漣さんの長男である写真家の大杉隼平さんが、21日に都内の自宅前で報道陣に対応しました。
隼平さんは「元気な状態から体調が急変してしまって…。急なことで頭の中の整理がつかない」とし、「役者やっている以外は、普通の父親。急なことで混乱していて。いないことが信じられない状況です」と困惑した思いを語りました。
大杉漣さんは今まで特に病気もなく元気だったといい、最後に会ったのは3日前で、一緒に食事をしたが特に変わった様子はなかったといいます。
突然のことで混乱している思いは語ったものの、報道陣に対し気丈に話していたということです。
芸能界の反応
大杉漣さんの急死は、芸能界にも衝撃が走りました。
芸能人がSNSなどに残したコメントをご紹介します。
女優の水野美紀「ドラマでお世話になったれんさん。暖かくて広いれんさん。どうしよう、込み上げてきて、堪えきれません。信じられない、本当に」
要潤「今、漣さんにメールした。信じられない。勘弁してくれよ。あまりにも急じゃないか。僕の目標の人だったんだよ」
俳優の佐藤二朗「最期の日まで現場に立った事を、最期の日まで台詞を吐いた事を心底うらやましく思う。漣さんの冥福を心から祈る」
八嶋智人「俳優は二度死ぬという言葉を聞いた事があります。一度目は身体が、二度目は皆の記憶から消える時。だから僕は、これからたくさん大杉漣さんのことを想ったり、話したり、観たりするんだ!」
美山加恋「共演させて頂けた事、私の一生の誇りです。誇りにさせて下さい」
橋本環奈「いつも優しく温かく接して下さる漣さんに会えないと思うと本当に寂しいです」
さまぁ~ずの三村マサカズ「大杉漣さん早いです」
サッカー元日本代表の福西崇史「サッカーがあれだけ大好きな人…昔、Jリーグアウォーズで一緒に写真を撮ってもらった人…大好きな俳優さん」
また日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」で2年間、大杉漣さんと共演した、TOKIOの国分太一もコメントを残しました。
TBS系「ビビット」にて、「まだちょっと信じられない」とぼう然とつぶやきました。
そして、「僕、バラエティ番組なんですけど、2年間大杉さんの隣で一緒に収録させてもらって、カメラ回ってないところでもいろいろお話をしていたので…」とし「最後に会ったのが去年の年末。その時も元気なあの笑顔が忘れられない。本当かなと思ってしまう」とまだ信じられない様子でした。
さらにバラエティで共演したことについても、「(大杉さんは)新しいことを見つけてやるのって楽しい。ただ分からないことが多いから太一君、いろいろ教えてねって言ってくれて…。後輩の僕からも何かを盗もうとした姿にすごいなと思った」とエピソードを語りました。
そして最後に、「こういう形で報道しましたけど、多分漣さんはこの報道を望んでないと僕は思う」とし、「もっとしんみりしないで、俺のことなんかいいから、オリンピックでメダル獲ったんだからさ、そっちやってよって言いそうな…。そういう人なんです。まだ信じられない。悲しい」と涙を浮かべました。point 211 | 1