1月14日より ファミリーマートは、レンジで温めて提供する いわゆる“レンジおでん”の販売を、約6,000店舗で開始したそうです。価格は249円から332円になります。
目的はフードロスの軽減
レンジおでんを展開する6,000店舗は、開始時点で発注のあった店舗で、今後増える可能性もあるようです。
また、鍋のおでんから切り替える店舗のほか、鍋のおでんと並行して提供する店舗や、従来おでんの提供を行なっていなかった店舗も含まれるそうです。日中は鍋のおでん、夜間はレンジおでんを提供する店舗もあるそうです。
レンジおでん販売開始の目的は、鍋で作るおでんにかかる、オペレーションの負荷およびフードロスの軽減だといいます。パックに入ったおでんをレンジで温めて提供するもので、パックでの販売は行なわないそうです。
レンジおでんの賞味期限は?
鍋で作るおでんに関して、加盟店からは「手間がかかる」、「廃棄が発生する」といった声があったといいます。手間については、提供時だけではなく、仕込みや清掃などの作業が発生するからです。
それに対してレンジおでんでは 仕込みや清掃が発生せず、またパックから容器に移してレンジで温めるだけなので、負荷の軽減を見込めるとしています。
廃棄については、鍋の場合は仕込んだ後に長いものでも 16時間で廃棄。その点、レンジおでんの賞味期限は、パックの状態の常温保存で 180日なので、フードロスの削減も見込めるということです。
具材のラインアップは?
おでんの具材は、人気が高く、かつパックにできることを条件にセレクト。タマゴは2位の人気ながら、レンジで温めると爆発する恐れがあるため、今回は導入できなかったということです。
なお人気1位は大根とのこと。ダシはカツオがベース。鍋おでんと全く同じとは言えないものの、近い味を目指したそうです。
ラインアップは4個入(249円)と6個入(332円)の2種類。4個入は大根、ちくわ、こんにゃく、さつま揚のセット、6個入は4個入の具材に昆布、竹の子が加わるそうです。
レンジおでんの注文方法は?
注文方法は、レジにて「おでん〇個入」と注文。店員がパックから容器に移し、4個入では1分15秒、6個入では1分20秒温めて 提供することになります。販促用の什器は、おでん用の鍋と同じ幅にすることで、従来鍋を設置していたスペースに什器を設置できるよう、配慮しています。
加盟店の利益は確保できる?
おでんの売上については、鍋に比べれば落ちるものと予想されているそうですが、負荷や ロスの削減などから、加盟店の利益は確保できるものと見込まれているようです。
まだまだ おでんの注文の可能性が高い時期に、この試みが 業界にどのような影響をもたらすのか?注目されているようです!