スーパーでセールス価格でマグロの刺し身が販売されていたので、ついつい買いすぎてしまった経験は誰しもがあるのでは無いでしょうか。その場合、家族全員で食べていても、全部食べきれずに4、5切れほど余らせてしまいがちです。ただ刺し身は生ものなので、購入後すぐに食べないとどんどん品質が悪くなってしまいます。
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そんな時のために、ここからは刺し身の余りを使った簡単にできるレシピを紹介してきます。まず、余ったマグロの刺し身で最も簡単にできるレシピは、マグロの漬けです。作り方は、まず醤油小さじ4、みりん大さじ1を小皿に入れて、レンジ500Wで30秒くらい温めていきます。温める事で醤油特有の匂い、みりんのアルコールを飛ばせるので、食べやすい味に仕上がります。そして、暫くそのまま放置して、粗熱を取っていきます。
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その後、余った刺し身の水分や血などをキッチンペーパーで軽く取り除いてから、ジッパー付きの袋に入れていきます。そして、熱した調味料が完全に冷えたら、ジッパー付きの袋に入れて丁寧に空気を抜いていきます。それから、冷蔵庫で1晩漬けて味を馴染ませて、完成です。マグロの漬けは、丼や巻きずしの具材など無駄なく活用できます。
その他にも、マグロの照り焼きもご飯に合うお勧めのレシピです。作り方は、余らせたマグロを一口大に包丁で切っていきます。そして、濃口しょうゆ大さじ2、酒大さじ2、砂糖大さじ2をボールで良く混ぜ合わせておきます。それから、フライパンを加熱して油を引いてから、中火でマグロの両面を焼いていきます。裏と表に焦げ目がついたら、火力を弱くして混ぜ合わせておいた調味料を加えます。そして、弱火で調味料をマグロによく絡めて煮詰めたら完成です。濃い味付けなので、ご飯と一緒に食べると食が進みます。
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また、お弁当にお勧めなのがマグロのそぼろというレシピです。作り方は、まず余らせたマグロ、みじん切りにした生姜、みじん切りにした長ネギ2cm分をボールに入れて、スプーンでよく混ぜ合わせておきます。そして、鍋に水大さじ2、みりん大さじ1、酒小さじ1、しょうゆ大さじ1を加えて、弱火で沸騰するまで加熱していきます。それで、ある程度加熱したら、マグロを入れて水分が飛ぶまで中火でじっくりと煮詰めていきます。マグロのそぼろは、お弁当のご飯の上にのせたり、チャーハン、卵焼きの具として幅広く活用できます。
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そして、最後のおすすめのレシピがシーチキンです。シーチキンといえば缶詰でしか食べられないと言うイメージがありますが、実は手作りで簡単に作ることができるのです。作り方は、余ったマグロの刺し身全体にまずは塩を適量かけていきます。そのままおよそ10分置いておくと、余計な水分が表面に出てきます。この水分には臭みがあるので、キッチンペーパーで丁寧に拭き取っていきます。
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それから、鍋に水分を取ったマグロ、潰したニンニク1かけ、ローリエ1枚を入れて、オリーブオイルをひたひたになるまで入れていきます。その後、中火にして全体に火を通していきます。暫くしてグツグツと油が煮立ってきたら、火力を弱くして15分くらいじっくりと煮ていきます。そして、火を止めて、そのままオリーブオイルが完全に冷めるまで放置します。2時間くらいで冷めるので、そのままオイルごと保存用の容器に入れて冷蔵庫で冷やして完成です。シーチキンは、サンドウィッチ、ポテトサラダ、おにぎりの具材など幅広く使えます。また、冷蔵庫で一週間保存できるので、作っておくととても便利です。このように色々なレシピがあるので、マグロの刺し身を余らせてしまった場合、参考にしてみるといいでしょう。