男性には選択肢がないわけではありませんが、一般的な見解として「女性はお金を稼ぎやすい」といえます。たとえば、手っ取り早くお金を稼ぐためには「体を売る」という選択肢があります。
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さまざまな理由によって「体を売る」という選択をする女性たちですが、その多くは「致し方なく」体を売る選択をしているに過ぎません。借金がある、恋人や家族に強要されているなどの理由で体を売ることになった女性は非常に多く、またその多くがさらに下の世界にまで足を踏み入れてしまっています。一部、日のあたるステージにまで昇りつめて大きな成功を勝ち取る女性もいますが、それはあくまでもごく一部のみに過ぎません。100人の女性がいたとすれば、おおよそ90人はさらに下のステージへと落ちていってしまいます。1名~2名が成功を手に入れることができますが、下のステージに落ち込んでしまう人たちの更に30%ほどは、生命の危機に瀕する状況にまで落ちていってしまいます。point 399 | 1
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しかし、「体を売る」という選択にはさまざまな魅力があります。端的に、「すぐにお金を稼ぐことができる」という魅力は非常に大きなものですが、それ以外にも「優しくしてもらえる」「人脈ができる」などを魅力として捉えることもできます。現在ある性風俗店の多くは、「自分の意思で風俗嬢となった女性」が多く働いていますが、その中の一部は「致し方なく働いている女性」です。また、こういった業界にはさまざまなトラブルが舞い込んできやすく、それらの問題を迅速かつ有効に解決するための手段として「後ろ盾」があることも珍しくありません。というよりも、むしろ後ろ盾なしで風俗店を営業することは困難だといっても良いほど一般的です。point 374 | 1
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「性」を売り物にする風俗店では、男女ともに一定のリスクを負うことになります。性交渉によって起こり得る問題の多くは性風俗店でも同じように存在しています。たとえば、「性病」のリスクは非常に高く、女性のみならず男性にも感染が拡大してしまう可能性も十分に考えられます。現在、国内で合法的に営業している性風俗店には「定期的な健康チェック」が義務付けられていて、働いている女性はむしろ一般的な企業で働くOLよりも健康状態が良い可能性もあります。しかし、連日複数人の男性と行為に及ぶ関係上、「昨日は陰性だったが今日は陽性になっている」という可能性が否定できません。つまりは、「リスクはゼロでは無いばかりか非常に高い状態」ということです。point 387 | 1
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しかし、性病のリスク自体は一般的な男女間においても同じことが言えます。初体験同士の場合はそれほど心配する必要はありませんが、2人以上の異性と関係を持った場合にはけっして無視することができない確率で性病のリスクが存在します。特に注意しなければいけないことは「HIV」のリスクです。通常の恋人同士であれば、それ以前に何らかの問題がない限りはHIVに感染するリスクは少ないと考えられますが、性風俗店で働いている女性はリスクが段違いに跳ね上がります。point 298 | 1
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現在、「自身がHIVに感染していることを認識したうえでの性交渉」は殺人罪として罰せられることがありますが、これは「自身で認識していること」が重要です。もし、自身で認識していなかった場合は罪に問われないこともあるため、何のお咎めもなく終わってしまうこともあります。客として訪れた男性客から女性キャストに感染し、女性キャストから男性客に感染するという図式は一気に感染拡大(パンデミック)が起こりかねないため、各店舗とも必要以上にこの管理に神経を注いでいます。ただ、完全に防ぎきることが難しい以上、まずは「女性がリスクを負うことになる」という事実をよく理解することが必要です。point 357 | 1