東京五輪の全日程を終えた卓球男女の日本代表6人が7日、一夜明け会見を行い、混合ダブルスで日本勢初の金メダル、男子団体で銅メダルを獲得した水谷隼選手(木下グループ)が、7日に行われた記者会見で「自分の冒険もここまで」と語り、現役引退の意向を示しましたが、その理由を巡ってネット上では「残念」などと様々な声が上がっています。
水谷隼選手は会見で、2024年開催のパリ五輪についてどう考えているのか聞かれた際に、「東京で五輪が開催されると決まってから、この大会が集大成と思って一生懸命ずっとやってきた。最高の結果を残せて、よかった。東京で行われてなければ、リオが最後だったかもしれない。東京で行われたことに大きな意味がある。張本選手が素晴らしい活躍してくれて、頼もしい後輩がいるので、パリ五輪では、ぜひ頑張ってほしいという気持ちでいっぱい」と語りました。
さらに、現役を退く意向を改めて確認されると「今の自分としては完全に卓球から離れる。目の影響が大きい。完治するなら40、50歳までやりたい。治療法もない。悔しいけど、自分の冒険はここまでかなと思います」と神妙に語り、目の異常がなかったら卓球をやり続けたかったが、パリ五輪での活躍、メダル獲得は後輩に託し、自身は現役を引退する意向を示しました。
水谷隼選手が現役引退の意向を示したことに対してネット上では、「残念!」「聞かなかったことにするから撤回しろ!」「卓球で目は致命的やな お疲れ様でした」「コーチもやらないのか、残念」「完全に離れるといっても、指導者の道に進むんじゃないの?」「だから張本あんな抱きついてたのかな」などの声が上がっています。
水谷隼選手は現役引退の理由として目の問題を挙げていますが、以前までは両目の視力が1.
5ほどあったものの、5年前に左目だけ0.2018年1月ごろから突然球が見えにくくなるという症状が現れたといい、手術するほどのレベルではなかったものの右目もレーシックを受けたそうです。
3ほどまで視力が急激に落ち、近視と乱視のような状態になったといい、左目の近視や乱視を矯正するために「レーシック(屈折矯正手術)」を受けたそうです。その後、手術は無事に成功していますが、球が見えない原因はレーシックにあるのではとの指摘などもあり波紋を呼びました。水谷隼選手は“日本卓球界のレジェンド”と呼ばれる存在ではありますが、現役を引退して卓球から完全に離れてしまうのは非常に残念だと思います。コーチなどでご活躍してもらえればいいなと思いますが、目の症状が一向に治らないのであれば、新たなフィールドでのご活躍されることにも期待したいですね。