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歌手の安室奈美恵さんは40歳の誕生日である2017年9月20日に、ご自身のHPで突然引退を発表されました。発表内容は、翌年2018年9月16日を以て芸能界を引退するというものです。安室さんの引退発表についての情報はレコード会社のavexでさえも把握していなかったようで、業界関係者にとっても寝耳に水の状態でした。安室奈美恵さんは少し前から事務所の関係者や近しいスタッフに、「40歳になったら引退する」と言っていたそうです。つまり、安室さんご本人は以前から引退を決意しておられました。安室奈美恵さんの引退の理由についてはさまざまな憶測が飛び交っていますが、最も有力視されているのは数年前に事務所を独立したことです。
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安室奈美恵さんがデビューして引退を決意されるまでの経緯をご紹介します。誕生日は1977年9月20日で、出生地沖縄県那覇市です。小学5年生の時に、安室奈美恵さんは沖縄アクターズスクールにスカウトされて特待生として入校しました。1991年にアクターズスクール内で結成されたダンスグループ「SUPER MONKEY’S」のメンバーとして地元で活動を開始しました。活動開始直後にテレビスタッフからスカウトされ、1992年から本格的に芸能活動を開始されました。1995年以降は小室ファミリーとして活動を開始し、一世を風靡するほどの歌姫になりました。
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安室奈美恵さんは「SUPER MONKEY’S」として活動を開始されてから、ライジングプロダクションに所属しておられました。ところが2015年1月に安室奈美恵さんはライジングプロダクションとの専属契約を解消し、avex内のレーベルである「Dimension Point」を通して活動を行う事になりました。2015年6月9日には安室奈美恵さんが個人事務所stella88を立ち上げ、現在に至ります。表向きは安室さんとavex、ライジングプロダクションが話し合い、お互いに納得した上で契約を解除したことになっています。ところが実際は、大きなトラブルが起こっていました。
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2014年に安室さんは所属事務所との契約について「奴隷契約だ」と反旗を翻したことがきっかけで、“騒動”が勃発しました。安室奈美恵さんはライジングプロダクションに対して印税・報酬や音楽著作権の譲渡を要求しましたが、要求が聞き入れなかったことから独立問題に発展しました。海外では、安室さんのようにトップアーティストになると所属事務所に対して待遇や報酬についての要求を行う事は当たり前のことです。これに対して日本の芸能界は所属事務所の権限が非常に強く、事務所に逆らえないような風潮があります。
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何度も安室奈美恵さんとライジングプロダクション側の間で話し合いが行われましたが、問題が解決する前に安室さんが事務所との契約を解除して独立してしまいました。安室さんは事務所を独立してから自由に芸能活動ができるようになると思われましたが、事務所を裏切って独立した彼女に対して業界内で冷たくあしらわれ、仕事への風当たりが強くなってしまいました。ライジングプロダクションを独立して5年もの間、安室さんはかなりのストレスを感じていたはずです。
そもそも数年で芸能界を引退するつもりなら、わざわざ事務所から独立する必要がありません。これから本格的に活動を行うために、ご自身でstella88を立ち上げたはずです。日本の芸能界の“因習”に対して反旗を翻した安室奈美恵さんは、芸能関係者によって“粛清”されて引退に追い込まれてしまったことが真相のようです。