2020年1月18日、19日、最後となる『大学入試センター試験』が行われました。人生の大きな転換点となる人も多いことから、本番を控えた全国の受験生は、不安やプレッシャーを感じながらも、自分の力を出し切ろうと奮起しているはずのこの日、そんな受験生を狙った許せない犯罪が起こっているそう。
来年からは試験の方法が変更されるため、今年が最後となった「大学入試センター試験」。人生を大きく左右するこの一世一代の大勝負に、緊張と不安を抱えながらセンター試験に向かうこたちが多くいます。しかし、そんな受験生たちを狙った卑劣極まりない犯罪がネットで話題になっているというのです。
その名も『センター試験痴漢』。これは今年はじまったものではなく、センター試験が近付くと、例年ネット上に「痴漢のチャンス」といった悪質なコメントが投稿され数多くみられるといいます。センター試験の当日、受験生は試験に間に合わないことを恐れ、痴漢の被害にあったとしても声を上げない可能性が高いと投稿しているというのです。許せない!!!!
こんな卑劣極まりない犯罪に、受験生を守ろうと立ち上がったのが、痴漢の被害状況や目撃情報を共有する無料アプリ『痴漢レーダー』を配信する株式会社キュカです。株式会社キュカは、受験生を痴漢から守る『#withyellow 運動』を企画し、Twitterを中心に積極的に呼び掛けています。
この運動の方法は、「黄色いものを身に着けて、駅の構内や電車に乗って痴漢を監視する。」「#withyellowのハッシュタグをつけ、SNSに「痴漢を許さない」と意思表示する。」「『痴漢レーダー』のアプリをインストールし、近くの痴漢被害報告を共有する『見守り機能』を使い、SOSの通知が来たら被害者を助ける。」などというもの。
ネット上では、この『#withyellow』に賛同する人たちがハッシュタグをつけてツイートし、「みんな気をつけて。私も当日は黄色いものを身に着けて電車に乗ります。」「ひどすぎる。もはや同じ人間とは思えない思考回路…。」「本当に卑劣。受験当日にこんな理不尽なことが起きたら間違いなく、集中したくてもできない精神状態になる。」と多くのコメントが寄せられました。
まだまだ続く大学受験。被害者が出ないように私たち一人ひとりが目を光らせなければいけませんね。