安くて美味しいと老若男女問わず人気のファミリーレストラン『ガスト』はみなさん一度は行ったことがあるでしょう。そんなガストで現在開催されている『日本の美食紀行 秋』キャンペーン。カキフライや牛すき焼きなど美味しそうなメニューがいっぱいあるのですが、その中でもひと際輝くのが『鮭はらこ飯丼』です。
”ちょっと”違う?
岩手県や宮城県をはじめとした東北地方名物で、鮭といくらをご飯の上にたっぷりあしらった『鮭はらこめし』は、それを目当てに東北旅行をする人もいるほど人気の料理です。
ガストの『鮭はらこ飯丼』はお値段は税抜き1099円と、本場の鮭はらこ飯が1000円台後半がメインなことを考えると非常にリーズナブルになっています。しかも、写真を見る限りいくらがたっぷりのって非常に食欲そそる美味しそうな仕上がりになっています。
ガストは『ガストバーガー』など、お値段以上な料理をいつも提供しているイメージなので今回も期待できそうです。しかし、さっそく注文してみると…
あれ?君、なんか写真と違くない?なんか白飯がめちゃくちゃ見えてて、ちょっと想像と違うような…と思わず呟いてしまうものが登場しました。
ややテンション低めな気持ちで食べてみると、やっぱりどこか物足りない印象です。普通の鮭切り身でなくハラミを使っているので脂はあるものの、いくらが少ないため醤油をたっぷりかけないと脂ッ濃く感じてしまうようです。しかし、醤油を多めにかけるといくらの美味しさが消えてしまうため、正直言って今回はもう少しガストに頑張ってほしいぐらいの完成度といってもいいような仕上がりに…。point 237 | 1
以前ガストの系列である夢庵が提供していた宇和島風鯛めしはかなり美味しかったので残念。はらこ飯に使うごはんが白米でなく、鮭出汁で炊いた宮城風なら違ったのではないでしょうか。
コストとの戦い
この世の中には和洋中様々なたくさんの料理店があり、高級な店もあればガストのようにいつでも気軽に美味しいものを食べられるレストランもあります。確かに少し値段の張るものも美味しいのですが、毎日食べられるか…と考えたら難しい。だからこそ、ガストのように身近で、低価格で、同じような高級感が少しでも味わえるのなら期待してしまうのは当然です。しかし、今回の『鮭はらこ飯』は写真とちょっと?違いすぎてしまった挙句、味も首を縦に振れず状態になってしまいました。低価格で提供するには”それなり”のコストで…というのは理解できるのですが、それなり以上を低価格で食べたいというのはわがままなのでしょうか。point 299 | 1