「今年のクリスマスは家族と一緒に過ごします 実は先日結婚したので(相手の方は一般の方です。私も一般の人間ですが。)夫と過ごすクリスマス」
昨年12月15日。タレントの上原さくら(42)さんが 「クリスマスのお買い物」と題したブログで 結婚を報告し 突然の発表は話題になり、上原さんの名はその日のトレンドワードにもなりましたが…
華やかなタレント生活と裏腹に波乱続きの私生活
17歳で 『ホリプロタレントスカウトキャラバン』にてグランプリを獲得し、1994年に芸能界デビュー。バラエティ番組のほか、女優としてドラマ「ナースのお仕事2」(フジテレビ系)や大河ドラマ「利家とまつ」(NHK)などに出演。上原さんの20代は 華やかなタレント生活といえます。
しかし、私生活は波乱続きでした。2003年にアパレルメーカー社長と結婚して09年に離婚、11年に建築関連会社社長と再婚し13年に離婚している。さらに30代でうつ病を患い 入院する経験も。事実上芸能界を引退した後は、38歳で東海大学文学部に進学したことも話題となりました。「週刊文春デジタル」での 独占インタビューよりご紹介します。point 227 | 1
ブログで結婚を公表したわけは?
―ご結婚おめでとうございます。なぜブログで突然、結婚を告白したのですか?
上原(以下省略)「 インタビューを受けると誤解されるかもしれないので先にいうと、私は表にでたい訳じゃないんです。今も芸能事務所に所属していますけど、お仕事としては テレビとかじゃなくて、昔から好きだった書くこと、例えばエッセイとかそういう仕事をひっそり続けたかったんですよ。
その大事にしているブログを読んでくれている人に、結婚していることを隠しているのがとっても不自然で、卑怯な感じがしていました。ブログにも「1人で気楽そうですね」などとコメントをいただいていたので、「実は夫と過ごしてますよ」ってさらっと返すような気持ちで、結婚の報告をしたんです。」point 337 | 1
―今度の結婚相手はどんな方ですか?
「 本当に一般の方なんです。普通に電車に乗って通勤するようなお仕事ですから、夫が誰かは 言いたくない。私みたいに何度も結婚していることは、一般的なイメージとしてあまり良くないのはわかっています。だから夫や、夫のご両親に迷惑をかけたくないんです。
たとえ私が最小限に書いたとしても、ネットでは「何度も結婚している私と結婚するなんて変だ」とか叩かれるかもしれない。夫には「そこはごめんなさい」って……。」point 287 | 1
「お金持ちと結婚して楽したい」 わけではない?
ネットでも、「また社長では?」などと噂されてしまったといいますが、公になった2回の結婚のイメージだけで 「お金が好き」と思われたことが とても居心地悪かったそうです。
―上原さんは相手の男性には、お金は求めない?
「 私は、相手の男性にお金が無ければ自分が働けばいい、っていうタイプ。みなさんが思うような「お金持ちと結婚して楽したい」というタイプではないです。もちろんお金は大事ですし、お金が嫌いって人はいない。でも、極端な話、お金があってもDVする男性の機嫌とって我慢することなんてできないですよ。
贅沢したい気持ちはないし、足りなければ私も働こうと思います。なんでそんなに「お金大好き」みたいなイメージを持たれたのか……。私が物凄い貧乏に育ったから、お金に執着してるって書かれていることが多い。確かに子どもの頃は裕福ではないですけど、小学校の頃は普通にピアノを習ったり、塾に行ったりするくらいの生活はしていました。」point 323 | 1
–ご主人との馴れ初めは? どれくらい前から交際されてたんですか?
「もともと、大学に通っていた頃からの友人です。結婚を前提に付き合いましょうとなったのは、結婚する半年くらい前からですね。読書とか共通の趣味が多くて、交際しているときに『マチネの終わりに』を買ってお互いに交換して読んで、その後、映画を見に行くとかそんな感じの生活をしています。」point 249 | 1
「さくらじゃなきゃ嫌だ」という言葉に
ご主人からの プロポーズの言葉に「私でほんとにいいの?」って返したら、「さくらじゃなきゃ嫌だ」というようなロマンティックな言葉を返してくれたといいます。
「よく何度も結婚するよね」って言われ、「私なんかと結婚してもいいと思う人なんていない」っていうネガティブな気持ちが常にあったという上原さん。ご家族からも 結婚も「何度でも、好きにすれば」みたいに呆れられ ご主人と会った時にも、「(娘と結婚して)本当にいいんですか?」と話していたそうです。
結婚生活は我慢っていう結婚観はない
―12月の結婚は3度目と報じられていましたが、その後、「実は、今回の結婚は4回目だった」という報道もありました。実際のところ、今回の結婚は何度目なのですか?
「 5度目かもしれないですよ(笑)。たぶん、ほとんどの皆さんが結婚は1回だけだから、「1回が大事」みたいに考えると思う。でも、1回離婚すると、やっぱり嫌な相手と無理している必要がない、って思うんですね。「じゃあ結婚をしなきゃいいじゃん」「事実婚でいいじゃん」って声もあるんですけど、「結婚してくれる?」って言われたら、なんか嬉しい感じがするんですよ。point 281 | 1
もちろん結婚しないって言うんだったら、結婚しなくてもいいんです。お付き合いするだけでも。私が本音で思っているのは、ずっと一緒にいたいということです。
ただ、離婚って私だけの気持ちだけで決められることじゃないので。もしかしたら相手に「離婚したい」って言われる可能性も全然あるので。「買い物に行って『あ、買っちゃった』みたいな感じで結婚してるんでしょ」って、私をディスったりする人もいる。でも私自身は、「一生好きです」って思って結婚するんです。「独占してください」って気持ちです。でも何か違くなっちゃうんですね、お互いに。」point 259 | 1
―それは我慢が足りないのでは。
「 我慢……、結婚生活は我慢だって言う人いるんですよ。わりと昔の人が多くて。私が離婚する時も、「我慢できない人だよね」って。結婚生活は我慢っていう結婚観は私にはないです。
我慢って……だって我慢って「辛い」とセットじゃないですか。この先、辛く生きるんですか? その方がよっぽど結婚に失礼じゃないですか? 私だって我慢できるけど、私は結婚生活を辛いものとか我慢するものとかじゃなく、幸せなもの、幸せで楽しいものにしたい。
なので、幸せより「我慢」や「辛い」の方が大きくなってきたら続ける必要はないような気がします。好きという気持ちなら、「好き」が「我慢」よりもちょっとでも大きく残っているなら、いいと思います。」point 381 | 1
「絶対離婚しない」って相手に言いたくない
―今回の結婚生活は長く続きそうですか?
「今、嬉しくて幸せですけど、夫には「私のことが 絶対変わらないくらい嫌になったら、別れたいと言ってほしい」と話しています。私は無理に「絶対離婚しない」「死んでも離婚しない」って相手に言いたくない。何回も離婚しているから、そのときは「いいよ」って。もうそっちの方がお互い幸せだと思う。夫は「はあ?」っていう感じでしたけど(笑)。
結婚する時は離婚することを考えてないけど、人の気持ちって分からない。終わるときってもう手遅れなんですよね。頼み込んでも相手が嫌だって言ったらおしまいですから。」point 293 | 1
仮に自分に5歳とかの子供がいて、旦那さんの稼ぎで暮らし、仕事を休んでしまっていたなら、その時には忍耐という感情が生まれるのかもしれないし、今も自分の考えだけが正しいとは思わないとも謙虚に話す上原さん。
幸せより「我慢」や「辛い」の方が大きくなってきたら「結婚」は 続ける必要はないような気がするという正直な姿が印象的でした。point 217 | 1