女優・戸田恵梨香さんが今月13日に放送された「ボクらの時代」に出演しました。その際、過剰なコンプライアンスに悩んでいることを告白しました。
この日の放送には、映画「母性」で共演した、女優の永野芽郁さん、高畑淳子さんと一緒に出演し、戸田さんは「世間の声とかでドラマとか映画の世界にたくさんのコンプライアンスできてしまったのが一番悔しいです」と明かしました。「ヤ〇ザのお話なので、ヤ〇ザがシートベルトするとか、“なんだその手間は!”って。昔の作品を見ると、そういうのはなくて、表現の自由はたくさんあって、感情だったり、表現方法だったり、テーマとかもたくさんあったなと思う。今はあまりに限られすぎているなって(思う)」と語りました。
そして、「“この芝居ができるようになろう”とか“これを克服しよう”っていう、ラインを作ってやってきたんですけど、もし自分に目標が作れなくなってきた時、このコンプライアンスを守っていたら限界がくる」と考えを語ってもいました。「お芝居、役者をやり続けられるんだろうかって自問自答するんですよね」とし、「若いときはもう死ぬまで役者を続けたいって思いましたけど、最近はそうじゃない人生もあるなって思ったり」と話しました。
そんな戸田さんは対照的に、高畑さんは「私は演劇学校入って、かろうじて拾ってもらった劇団で、30歳まで全く売れなくて、二丁目で提灯照らして、“マネジャーのバカ!”ってボトルに書いたりしていることが長かったので、何でも出られることが嬉しいです。その10年間があったから、辞めようと思うことはないんですよ。すごい、仕事に飢えてる。何やっても楽しい、みたいなものが継続している。(見せる)場がない、荒れくれた10年間の貯金がある。今は場があるということとか、そこで考えていることを出せるっていうのが、なんてありがたいだろうって思っちゃう」と話していました。
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